龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

春になれば皮膚は楽になる

桜が開花する時期となり、暖かくなってきて、やっと身体が楽になってきた。アトピーは治っているようだが、昨年の12月中旬ごろから、冬の空気乾燥による皮膚荒れが酷くて、腹部と背中の大部分が赤い発疹と痒みによる掻き毟りの傷に覆われていて、着替え時にシャツにこびりついている血を石鹸で洗い落す日々が3か月半ほど続いていた。昨年の冬も同じような状態であったが、もう完全に治ったものと思っていたのだが、やはり冬場になると皮膚荒れがぶり返してしまうのである。加齢による皮膚の保湿力低下ももちろんあるが、2年近く塗り続けたステロイドのダメージが空気の乾燥によって顕在化してしまうのだ。特にステロイド外用薬の長期使用は、皮膚が薄くなってしまうので、保湿力が極端に低下してしまうものであり、ステロイドを多量に塗っていた箇所は皮膚がカサカサになり、耐えられない痒みで掻きまくってボロボロになる。私の場合はここ2~3年、状態が最も悪い1~2月にヘルペスを発症する。但しヘルペスの症状は抗ウイルス薬を5日ほど飲むとすっかり治ってしまうものであるが、あるアンチステロイドで有名な医者は、このヘルペスウイルスとアトピーが深く関係していると言うものであるが、その辺のところは正直に言って、私にはよくわからない。私が受ける印象ではヘルペスアトピーは別個の症状のように思えるが、ヘルペスウイルスが神経細胞の奥深くに死滅せずに潜伏し続けていて、私のように乾燥肌の痒みで掻きまくって、皮膚の状態が悪くなったり、免疫力が落ちてきた時にヘルペスのジュクジュクとした発疹となって現れてくることは確かである。しかし私の場合で言えば、アトピーとは何の因果関係もなくて、アトピーはもう既に完治していると思われる。ステロイド長期使用の後遺症が潜在的に皮膚に残っていて、それが冬場になると表面化するのである。それが春になって暖かくなってくると、嘘のように治ってしまうのである。だからそれでもう完治したものと考えてしまうのであるが、ステロイドの後遺症は年々小さくはなっていても残存しているのである。そしてその残存の度合いは、夏に汗をかいた時の沁みた痒みや、冬の乾燥シーズンの肌荒れの程度によってしかわからないのである。そしてステロイドの後遺症自体も独立して存在しているのではなくて、人体の免疫力との兼ね合いによって発現しているので、結局のところは全ては免疫力の問題にゆきつくものである。加齢によって免疫力が落ちてくるから、何らかのアレルギーを発症させたり、病気になったりするのであるが、それをステロイドなどの強力な薬を医師から常態的に飲むように指導されることによって、何ら根本的な治療にはなっていないのに、免疫力を加齢による低下以上に引き下げられてしまうこととなるものである。それで一生薬から離れられなくなってしまうか、私のように薬から離脱する後遺症に苦しまなければならないこととなるものである。とは言っても生死に関わるような、抗癌剤であるとか、血圧を下げる薬などは投与せざるを得ない状況は当然あるであろうが、皮膚のアトピーやアレルギ―などはつらいことは私の経験上もよくわかるが、生死には関わらない病気なので決してステロイドは使用すべきではない。使うとしても、指先などにほんの少量を1~2日ということであれば、よく効くし何の問題もないであろうが、私の場合のように上半身の全体であるとか広い面積の皮膚に何年にも亘ってステロイドを塗り続けるように指導する医療は、ほとんど犯罪的であるとすら言える。こういうことは身を持って体験しなければわからないことなのである。そもそも私はアトピーですらなかったのに、ステロイドを1年8か月塗り続けて、それから脱ステを開始して離脱する過程でアトピーになったものである。世間の常識とは180度反する見解のようであるが、ステロイドの長期使用はアトピーを誘発するものである。これは医学に素人の自分勝手な解釈などではなくて、私が今かゆみ止めの薬をもらっている、先程述べたアンチステロイドの医師とは別のもう一人のある有名な反ステロイドの医師などもはっきりと認めているものである。しかしそのような信頼のできる皮膚科医というものは、日本国内においては現実に1%も存在しないのであって、99%以上の皮膚科医はアホのようにステロイドを患者に出し続ける状態が日常的な光景となっている。これだけを見ても、資本主義の暴走がいかに恐ろしいものであるかを私は身を持って知る思いである。