龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

TVドラマのような現実の中で

想像や憶測で決めつけるようなことを言ってはいけないのかも知れないが、今の世の中で起こっていることは私が記事に書いていること、それはつまり大衆意識の潜在的に眠っているものを顕在化させようとするベクトルと微妙にリンクしている。世の中で発生していることは客観的な現実であると同時に、私の主観的な思考や意識が投影された「映像」でもあるのだ。その二つは決して矛盾したり対立するものではなく、私の人生の中で便宜的に融合している複数の現実である。具体的に言えば、延々として何度も果てしなく繰り返されている日韓問題がある。馬鹿らしくて詳しく報道を追ってはいないが、徴用工についての賠償金の判決や、韓国のアイドルグループが原爆のキノコ雲がデザインされたTシャツを着ていたことが連日、大きく取り上げられている。大衆の目と意識は完全にそのトピックスに飲み込まれてしまっていて、もはやそのような日韓の歴史的な頸木や対立をどのように考えるかということが目の前の「現実」として立ち塞がってしまっている。果たしてこれは自然発生的に生まれた地震や台風のような災害的現実なのであろうか。よく心と魂の目を見開いて、目覚めるが如く見極めて欲しい。そうではないであろう。我々は全ての台風や地震が自然に発生していると信じ込んでしまっているように、目の前の現実も人工的に作られたものであるとは到底、信じられないのである。だから大衆は報道される現実に操作され、政治的に利用されることとなっているものである。日韓問題というものも確かに両国間の歴史や感情を反映した根深い対立であることは揺るがし難い事実であり、現実であるが、ある次元で見ればそれは意図的に政治利用するために何度も繰り返し放映されるTVドラマのようなものなのである。それがわかるかどうかが全てである。韓国が一方的に政治利用しているだけだ、韓国はそういう国だからどうしようもないではないかという考え方は事実であると同時にTVドラマに操作された見方でもある。日本人にとっては考え難いことかも知れないが、実は日本もまたそのような日韓の「反復」を政治利用しているものであり、その背後にはそういう図式の絵を描いている存在がいるのである。日本と韓国が歴史問題で対立し続ければ一体、誰が利益を得て、何が安定するのか、或いはどのような真相が見え難くなるのかという次元で考えなければならない。必ずしも全てがアメリカの陰謀だなどとは言うつもりはない。アメリカと言う国家もまた操作されているものである。そうなるといかにも「現実離れ」してしまって、一般的には到底考えが及ばないということにならざるを得ないのであろうが、それでもよく考え、よく見極めていただきたい。そもそも今回のBTSとかという韓国のアイドルグループが着ていた原爆Tシャツにしても、あんなものは街のTシャツ屋を探してもネット販売においてもそう簡単に見つかるものではない。たまたま手に入って面白そうだから着てみたというような代物であるはずがない。誰かが意図的に今回の騒動を計画して用意されたものであるに違いないはずである。そしてその後の大衆的現実は、陳腐なTVドラマの中の相克に過ぎないということである。全ての現実は既製品なのである。