龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

セクハラの問題

柔道の内柴氏の事件に関しては、本人はともかくとして、家族が特に子供が気の毒でならない。是非、学校等でいじめにならないように配慮していただきたいものだ。思うに、内柴氏が主張するように合意であったかどうかという以前に、大学内で内柴氏に関して悪い噂も出回っていたようなので、大学側の管理上の問題も問われるべきではないのか。今回の逮捕直前に大学が内柴氏を慌てて首にしていたことも、役所的な責任逃れの対応のように見えなくもない。セクハラとかアカハラの問題は、職場の土壌にも発生の原因があると看做すべきであり、そういう意味では大学にも責任はあるのである。普段からこのような性的事件が起こり得ることを常に想定して、緩やかにも監視していれば、噂が出ている時点で内柴氏に素行を慎むように注意することが出来たのではないのか。そうであれば女子学生も被害に合うことはなく、内柴氏の家族が苦しまなければならないことにもならなかったはずである。内柴氏が在籍していた大学だけの問題ではないであろうが、学生は特にその親は、決して安くない入学金や授業料を支払って教育を受けさせているのであるから、大学にとっては云わばお客さんである。このような厳しい不景気の中で高額の金を払ってまで、子供が傷つけられれば親が激怒するのは当然である。大学に“お客さん”という意識が少しでもあれば、大学職員や教員に対する指導、警告も違ったものになるはずである。スポーツのコーチにしてもゼミの教授にせよ、最終的には大学は学生を守るために、セクハラ防止上の詳細な契約書を教職員と交わさざるを得ないことになるのではないのか。また学生に対しても、指導者のセクハラ的な言動に対して逐一、大学に報告させるように徹底する必要性が危機管理の観点から見ればあるであろう。私はフェミニストではないので、本当はこういうことを言いたくないのであるが、男は放っておけば権威や権力を利用して身近なところの女性に手を付けようとする生き物である。日本の閉鎖的な権威性や権力を忌み嫌い、またあらゆる権威や権力とは無縁の私のようなタイプの男は例外であるが少数派であろう。男は偉くなれば、偉さを誇示して欲望を満たそうとする。今の民主党の面々などはその典型例であろう。話は変るが、政治資金を使って高級クラブやキャバクラで遊び歩いていた、岩本司農水副大臣こそ首にすべきである。同じ日本新党出身で岩本氏の出世に力添えしたと思われる野田首相も、いかに地味な庶民派を演出していても結局は同種の人間であろう。政治の中枢が腐るとあらゆるものが腐る。日本とは芯から外側に向かって腐ってゆく野菜である。我々は腐臭の中で生きている。