龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の処方

大晦日 匙は投げられ 雪が舞う

草食系のニヒリズム

ああ、それにしても私という人間は 何をしていても、虚しい。 何かをしていなければ、もっと虚しい。 ところで、私の虚しさの原因は、 私個人の精神性だけにあるのではない。 日本という国が、その資本主義システムの 爛熟を通過した腐敗プロセスが 欺瞞に満…

武士の家計簿 2

それでは映画ではなく、小説などの活字文化はどうであろうか。クリエイターの視点で推察すれば、小説は、作家が孤独の内に一人で作り上げるものだから、映画のように資金も人員も不要である。創作への物理的な制約がないから、一個人の才能に対する十全な独…

武士の家計簿 1

映画『武士の家計簿』を見た。いやぁ、素晴らしい映画だった。磯田道史氏の原作を読まずに見たのだが、映画館の売店で買って(『武士の家計簿』、新潮新書)今、読み始めたところである。まだ少し読んだ程度であるが、原作の方もこれは無茶苦茶に面白そうで…

エクスペリメント 2

日本の俳優の演技力は世界レベルで見れば、力不足のように思えるが、時々目を見張るような才能を感じさせられることもある。少し前に映画『悪人』を見た。吉田修一氏の原作『悪人』を読み終えてから見に行ったのだが、妻夫木聡が登場してきたシーンで思わず…

エクスペリメント 1

『エクスペリメント』という映画を見た。内容は、文字通りエクスペリメント(実験)である。何の実験かと言えば、求人広告(日当1000ドルの高額報酬)で集めた一般人から厳密な面接で選んだ24人の男たちを看守と囚人に分けて、刑務所と同じ環境で14…

あな、うれし。

モラルや規範意識の問題の在り処は、高所から見下ろす俯瞰視点だけでは、きちんと捉え切れない所が多い。前回、書いた給食費未納についての文部科学省、役人のコメントは縦割り行政の頂上付近から見た下界に対する印象がよく表れていると思う。役人には役人…

金か、モラルか

12月1日の読売新聞、夕刊に給食費未納の調査データが報じられた。2009年度に給食費の未納があった全国公立小中学校の割合が、前回2005年度の調査から11.8ポイント上昇し、55.4%となった。全児童生徒に占める割合では、前回比0.2ポイ…