龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

生きること、書くこと 67

とうとう北京オリンピックも終わってしまった。と言ってもそれほど熱心に見ていた訳でもないので特に 感慨深くも名残惜しくもないが。 私が見た範囲で総括して言うと、最も強い印象を受けた競技はやはり野球である。韓国は強かった。ただ その一言である。予…

生きること、書くこと 66

軍事力を背景にした言葉の強さがなければ、外交交渉力を持ち得ないという意味で言ったのではない。 昔読んだアルビン・トフラーの『パワーシフト』だったかと思うが、力(パワー)の要素は暴力と金と知 識であると書かれていたことを覚えている。これは国家…

生きること、書くこと 65

福田首相は竹島問題についての質問に答えて曰く、「双方の立場というものがありますからね」と言っ た。 ご当人は言葉を選んだ上で当たり障りの無い無難な回答をしていたつもりなのだろう。一般多数の大衆に は通用するのかも知れないが、人よりも少しだけ言…

生きること、書くこと 64

日本の道徳規範というものを考えるときに、裁判官や警察、学校の教師などがストーカーや痴漢、盗撮な どの破廉恥罪で日々相次いで逮捕されているような今日的な状況は一体どのように社会分析されるべきな のか。 言うまでもなく本来、裁判官、警察、教師など…

生きること、書くこと 63

最近見た映画で最も心を痛め、考えさせられた映画は阪本順治監督作品の『闇の子供たち』である。 タイを舞台にした幼児売春、人身売買の話しである。山岳地帯の貧しい親たちは自分の子供を売春宿に売 り渡すことによってしか生きてゆくことができない。そし…

生きること、書くこと62

最近見た映画で、最も素晴らしかったのはデヴィッド・クローネンバーグ監督作品の『イースタン・プロ ミス』だ。 ロシアンマフィアの世界を描いた映画である。一口で感想を言うと身体が震えてくるような恐ろしさがあ った。映画の内容がではない。“才能”が恐…

生きること、書くこと 61

私の息子も、もうすぐ8歳になる。ゲームばかりしていて困る。そのゲームソフトを買い与え続けている のは他ならぬ私なのだが。 大阪の街中に住んでいる親は誰もが感じているであろうが、子供の遊び場所がない。時間を潰すには何か 習い事をさせるか、家でゲ…

生きること、書くこと 60

これは3年ほど前のことなのだが、当時のライブドアのブログでアクセス数NO1を誇っていたものにD V冤罪の体験談を書いていたものがあった。 その作者は心から妻を愛していたが可哀想に浮気をされていただけではなく、こともあろうに妻に事実無 根の嘘で…

生きること、書くこと 59

もう10年以上昔のことになるのかと思うと懐かしさすら感じるのであるが、私は1996年にオウム真 理教の道場に話しを聞きに行った事がある。 その前年の強制捜査で教祖、麻原彰晃以下幹部たちが一斉に逮捕されオウム教団の凶悪な犯罪が世の中に つまびら…

生きること、書くこと 59

もう10年以上昔のことになるのかと思うと懐かしさすら感じるのであるが、私は1996年にオウム真 理教の道場に話しを聞きに行った事がある。 その前年の強制捜査で教祖、麻原彰晃以下幹部たちが一斉に逮捕されオウム教団の凶悪な犯罪が世の中に つまびら…

生きること、書くこと 58

“冤罪”が発生する社会的背景というものについて考えてみたい。富山県強姦事件で誤認逮捕された男性 はアリバイがあるにもかかわらず、被害女性2名が面通しの結果「この人だと思う」あるいは「この人 だ」と証言したために犯人にされてしまったのである。 こ…

逃げるな。

自転車に乗って家の近くを走っていた時のことである。ふと誰かに呼ばれたような気がしたので止まって 辺りを見回したが誰もいない。 しかし、止まった場所のすぐ横にあった派出所に銀に輝くポスターが貼ってあって、一言「逃げるな。」 とのコピーが書かれて…

生きること、書くこと 57

たとえば役所の“裏金”の問題一つをとって考えて見ても、社会保険庁の年金横領や着服と同じようなケ ースが考えられるので徹底的に調査すべきであることは言うまでもない。 なら、どうして警察組織の裏金については全国的な問題として大きく取り上げられない…

生きること、書くこと 56

前回の続きであるが、“生き方に関わる情報”とは“道徳に結びつく情報”と言い換えることも出来る。 道徳という言葉に対して人々は、一般にどのようなイメージを持たれるのであろうか。 私は、若い世代の方々のほうが中高年世代よりも道徳に関して敏感だと思う…

生きること、書くこと 55

橋口亮輔監督の『ぐるりのこと』という映画を観た。もう上映は終わっていると思うが感想を述べたい。 夫婦の物語である。初めての子供を身ごもり幸福を感じていた妻、翔子は不幸にもその子供を亡くしてし まったことをきっかけに少しずつ精神のバランスを崩…

生きること、書くこと 54

M・ナイト・シャマラン監督の不安感みなぎる映像が好きだ。敵の正体が見えないことほど恐ろしいもの はない。現在、上映中の『ハプニング』を見た。 ニューヨーク、セントラルパークで異変が起きる。人間が次々と自殺してゆく。原因はわからない。生物 兵器…