今回この『信じぬ者は救われる』(かもがわ出版)をテーマに論評するのは、前回の続きだからである。 哲学者デカルトはあらゆる事を懐疑した末に、“我思う、ゆえに我あり”との真理にたどりついた。私 は、信じぬこと、常識への批判が知性のベースになるもの…
デカルトの有名な言葉である「われ思う、ゆえにわれあり」の“われ”とは肉体から離れたところの心身 二元論的な“われ”であることを『方法序説』を読んで初めて知った。 デカルトは自らの生き方における格率(自己規則、信念)として、以下三点をあげている。 …
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