2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
参議院選挙が近づいてきた。民主党、菅直人が何の脈絡もなく唐突に消費税10%を打ち出したことにより、消費税が争点になってしまった様相である。しかし言うまでもないことだが、日本の財政状態は民主党が政権を取ってから突然、悪化したわけではない。今…
消費税率と社会保障の関係については、単純に他国と比較することは危険である。NHKニュース番組で、欧州では消費税20%が一般的だから、日本が今の財政難の状況で公共サービスのレベルを維持したいのであれば早急に消費税を引き上げるべきだと、外国人…
まやかしだらけの世の中にあって、株価の値動きほど冷徹で正直なものはない。日本企業に将来性が感じられないから、上に突き抜けるエネルギーがまったくない。僅かばかりの利ザヤを掠め取って、一目散に現場から逃げ出す泥棒のように値を下げていくパターン…
結果的には負けたが、日本はオランダに対して評価に値する戦いをした。引き分けになる目もあったが、1点差の負けであれば前にも書いた通り決勝リーグに進める可能性は充分あるから私は上出来だと思う。 前半の戦い方が、守備を基点として攻撃に転じようとし…
消費税増税について意見を述べたい。結論から言えば、現在の極端なデフレ状況下で消費税を10%にすると日本国内の経済も生活も息の根を止められてしまうであろう。景気回復の道筋は、先ず第一に緩やかなインフレ誘導する政策にあるのではないかというのが…
W杯サッカー第2戦オランダとの戦い方であるが、私は引き分けを目指せと言いたい。引き分けを“目指す”という意味は、私のイメージでは一般的な“引き分け狙い”と微妙に異なる。 オランダ相手に積極的に勝ちにいっても、日本の攻撃力では9分9厘負けるであろう…
勝負事は時の運である。W杯サッカーで日本がカメルーンに勝利した。 終わってから言っても調子よく思われるだけだろうが、試合開始直前の日本選手の表情をTVで見ていると何となく勝ちそうな予感があった。厳しさの中に泰然とした落ち着きが感じられたから…
前回は、中島哲也監督の映画『告白』について書いたのだが、今回は、原作『告白』(作者、湊かなえ、双葉文庫)についての私なりの感想を述べることにする。この小説を読み終えて、冷静に考えてみるに、作品のテーマがわかりにくいところがある。誰が悪いの…
中島哲也監督の映画『告白』を見た。ある程度、映画を見慣れている人は誰でもそうだと思うが、いい映画には予感がある。”この映画は見るべき”だと、誰かが語りかけてくるかのような匂いがするのである。 私も3ヶ月ほど前から、原作を読む以前に、何となく『…
星遠く 薔薇の花びら そっと触れ 我が魂は 身体離れず
猛毒を 隠し俯く 曼荼羅華
暗色の 世に咲き誇る 薔薇の花
政治の力は数に非ず。 数は、欺瞞と迎合のまやかしの果実なり。 数を追う者は、数に倒され 真理を見る者は、真理に生かされるであろう。 ならば真の政治の力は、その根源はどこにあるのか。 これを考えない者、考える能力なき者は 政治から一切、離れるべき…
へなちょこが 掲げる理想で 国滅ぶ
力なき 者の理想に 益もなし
曼荼羅華 地上に咲きて 音が止む