龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

W杯オランダ戦、観戦記

結果的には負けたが、日本はオランダに対して評価に値する戦いをした。引き分けになる目もあったが、1点差の負けであれば前にも書いた通り決勝リーグに進める可能性は充分あるから私は上出来だと思う。
前半の戦い方が、守備を基点として攻撃に転じようとしていたのは、得点能力の低い日本にとっては止むを得ない戦法であったと言える。しかし、今回のオランダ戦で日本の守備にも一つの欠点が見えたように思える。それは、ゴール前で攻め込まれている時に、ボールを持っていないミドルレンジにいる得点能力の高い選手に対するマークが甘くなってしまうことである。日本はゴールから離れた距離からのシュートで得点する力がないので、守る時にもそのような失点パターンの感性が鈍いのではないかと思える。韓国などにも強力なミドルシュートで何点かやられている記憶が私にはある。ゴール前直前で押し込まれそうな危険性のある時には、同時にゴールから離れた中盤付近にいるストライカーにも徹底してマークに入って欲しい。
第三戦のデンマーク戦は勝ち点3を狙いにいかなければならない。アルゼンチンのメッシのような個人で突破する能力は日本にはないのだから、守りが疎かにならないように全体で波状攻撃を掛け続ける以外に道はない。
守る時は守る、攻めるときは攻める、このメリハリのリズムを日本チームが一丸となってつかみ切れば、デンマークに負けることはないと思う。決勝リーグに進める可能性は50%だ。