龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

私が昨日見たもの

息子が泊り掛けで、サッカーの合宿に行っているので週末がフリーになった。それで私が昨日、何をしていたかというと(一般的にはどうでもいいことではあるが)、昼間、映画を見に出かけた。若松孝二監督作品の『キャタピラー』である。正直なところ、エログ…

空中庭園にて

そもそも、子供に大阪で星を観察させる夏休みの宿題が間違っている。宿題用紙の記入項目はいたって簡単で、“はくちょう座は見つけられましたか”、“ベガは何色をしていましたか”、“さそり座は見つけられましたか”、“アンタレスは何色をしていましたか”の4つ…

日本の平和とマスコミ

8月13日であったか、NHKの特番で“色つきの悪夢”と題した第二次世界大戦のドキュメンタリーフイルムが放映されていた。 ヒットラーやスターリンの姿が、生々しくも美しいカラー映像で目の前にリアルに迫ってきた。砲弾で倒れた市民の無残な死体、敗戦直…

離婚と親権制度について

離婚と親権制度について、前回の話しに補足してさらに踏み込んだ自分なりの見解を述べたい。先ず日本において離婚は、“破綻主義”が採用されている。“破綻主義”とは、“有責主義”に対置する法律上の概念である。以前は有責配偶者からの離婚請求が一切認められ…

我々の認識が全て 7

幼児虐待は支配、被支配の関係性から生じる歪みであって、垂直方向における社会区分の断面にその問題の在り処を求めることが出来る。資本主義社会特有の所有、被所有の問題と同列である。親権のありかたの問題は、親権が子供の所有という感覚に深く結びつい…

我々の認識が全て 6

いや、厳密に言えばまったく問題がないわけでもない。これは元妻から聞いた話しであるが、同じマンションの隣に部屋に住むご婦人から最近全然ご主人(私)の顔を見ることがないので、離婚したのですかと聞かれて、いえ離婚してません、と答えたらしい。私の…

我々の認識が全て 5

さてそれで、結局私が何を言いたかったのか忘れてしまいそうになるが、神学論はともかくとして私のようなメンタリティーはなかなか生き難いものであることは確かだ。それはこれまでの私の半生を振り返ってもまさにそうである。先ず他者に理解されがたいし、…

我々の認識が全て 4

さて私はこの小説を読んだ後に、あまりの陰惨さとおぞましさに記憶を封印するかのように振り返って思い出すこともなく忘れていたものである。しかし、この3ヶ月足らずの間に日本で現実に起こっている幼児虐待事件を考えると、私が封印してきた記憶の“しっぽ…

我々の認識が全て 3

今年の5月上旬であったから3ヶ月ほど前のことなのだが、大阪、十三(ジュウソウ)にある第七劇場という名のマイナーな映画館で『隣の家の少女』という作品が上映されることになり、私はその映画を見るに当たってジャック・ケッチャム原作の小説(『隣の家…

我々の認識が全て 2

小沢一郎の問題についても触れておきたいが、私には鈴木宗男が逮捕されることになったケースと同じ構図が繰り返されているように思えるものである。小泉政権時代にマスコミで鈴木宗男へのバッシングが突如として巻き起こり、世間一般的には政治腐敗の象徴人…