2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧
観音に 祈り通じて 薔薇の香や
薔薇一輪 花瓶に活ける 死の甘美
人生に 奇跡望まず 薔薇を見ん
夕暮れが 茜の薔薇に 燃え染まり
どうにも、こうにも警察官の不祥事、破廉恥行為が常態化しているようだ。覗きや痴漢などだけでなく、拳銃を同僚に突きつけたり、交通違反をもみ消す見返りに女性を紹介しろと要求するような行為があるのであれば、もはや警察組織に自浄能力はないと看做すべ…
思い出は 薔薇香と共に よみがえり
ミュシャの絵は 奥行きなくも 薔薇香る
有明の 薔薇の匂いは 夢の中
暗雲に 光一筋 薔薇となり
天上を 拒みて薔薇は 地に咲けり
目覚めれば 薔薇咲く世界 我生けり
大輪の 薔薇一輪の 正義あり
薔薇蔓が 伸びゆく方を 思案する
薔薇十字 神秘の友愛 四面楚歌
雨上がり 薔薇の匂いが 立ち昇る
つる薔薇の 美が這い上がる 螺旋かな
薔薇の花 雨に打たれて 薔薇色に
薔薇と薔薇 美と美の間 暮れなずみ
小学校 オルガンの音 薔薇が聴く
枯れて尚 薔薇の余韻の 季節かな
織り込まれ 解けたる美の 薔薇の花
人は皆 薔薇一輪の 呪い生く
人生の 頸木のような 薔薇の棘
薔薇の香に 孤独の奥へ 誘われて
天界が 笑いさざめき 木霊(こだま)する
降り止まぬ 私の中の 何もかも
雨中に 薔薇浮く宙の 秩序かな
何の罪もない子供が、いきなり見知らぬ人に刃物で刺される。これほど理不尽な事件はないと思うが、今や精神を病んでいる人間が日に日に増えている時代であるから、子を持つ親とすればそのようなニュースを傍観して見る気持ちにはなれないであろう。全ての親…
星一つ 二つ三つの 五月闇
思考なき 人と人との 国滅ぶ 何を言えども 心虚しき