詩
深夜1時半、隣の家の犬が鳴いている。 闇を切り裂く犬の声が布団に入った私の耳を打つ。 あの犬は一体、何を訴えているのであろうか。 腹が減っているのか。 それとも寂しい、もっと構ってくれと言っているのか。 散歩の回数が少ないとの怒りを表明している…
怪しい。今、このタイミングで北朝鮮がミサイルを発射する必然性があるであろうか。韓国と連携している可能性が濃厚だと私は見る。理由は言うまでもなく、日本のホワイト国外しを阻止するために、韓国のプレゼンスを高めようとしているのである。水面下では…
舛添さんもたまにはいいことを言うな。確かに吉本興業の社長を吊し上げる報道は、ナチズムへの入り口だ。とは言っても、今に始まったことでも、この問題に限ったことでもないが。しかし、舛添氏の言う通りであるが、吉本興業の社長は資質的に問題があること…
人と人 その間を舞う 蝶を見る
修羅修羅修羅 生きゆくことは 春の夢
天の川 銀河の縁の 春は修羅
二兆掛ける 二千億個の 星と春
二兆個の 銀河の中の 春一つ
我が孤独 夢幻の桜と どこに消え
問題児 春来てなぜ死ぬ 桜子よ
車窓から 見る屋根屋根と 秋の空
雷鳴が 憂鬱を裂く 我が人生
音量で 万世つなぐ 蝉の愛
見も知らぬ誰か他人が すぐ近くで不慮の事故に遭って非業の死を遂げる。 そういう報道記事を目にする。 ただそれだけのことなんだけれど 本当にそれだけのことなのだが その人は私の不幸の身代わりになって 亡くなったのではないかと申し訳ない気持ちになる…
あなたとわたしの違いを説明することは、誰にもできない。 わたしは、普遍性を備えつつもどこか人とは 異なった生き物である。 その微妙な差異を言葉に言い表すことは困難である。 奇妙な言い訳をしたくはないが、 恐らく私の魂は何万年か前の昔に 別の惑星…
1秒に 刻んで走る 往く春を
我走る ゆえに我在り 春の園
浮浪者が 落ち葉に埋もれ 生きている
大寒波 二カ月先の 花想う
散り落ちて 寒椿の花 空を見る
本を読む 時間が止まり 雪が舞う
冬の陽が 沈む刹那の 猶予かな
悪人は 冬枯れの地で 火車を待つ
真実を 氷に閉ざし 死は近し
地獄とは 魂が見る 雪の色
呆れるは 年末ジャンボの 長き列
七五三 小さい頃は 神がいて
人生は 不可解なれど 秋高し
満月か 円満という 位置に在り
ふくらはぎ 痛めて秋を 跛行する