龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

生きること、書くこと 15

最近、私自身の身に起こったことで言えば、仕事上において営業活動をしているわけでもないのにびっく りするような大きな注文が舞い込んできた。それも一回限りのものではなく、今後とも継続される可能性 があるものである。果たしてこれは聖天さんの御利益…

生きること、書くこと 14

ケーブルの宝山寺駅から少し行ったところに喫茶店がある。ある日、私はそこできつねうどんを食べていた。客は私一人であった。店のおばさんが私に話しかけてきた。私はこれから宝山寺の講習会に参加することになっている、坊さんたちと一緒に読経するのだと…

生きること、書くこと 13

それで話しがいきなり飛躍するのであるが、私は歓喜天について語りたいと思う。歓喜天は大聖歓喜天、通称“聖天さん”と呼ばれる仏教における天部の神である。お姿は象頭人身で単身像と双身像があり秘仏である。空海が唐から密教を伝来した時に、弁財天や吉祥…

生きること、書くこと 12

ある日、ふとミラン・クンデラの小説『存在の耐えられない軽さ』という題名がひらめいて私の心を蝶の ようにまとわりついた。昔、映画は見たことがあるのだが原作はまだ読んでいなかった。どうして今頃に なって急に、題名が思い出されたのか自分でもよくわ…

生きること、書くこと 11

ここまで書くと、私はこれ以上の辛辣さはないといえるほどの痛烈なメディア批判をしていると受け取ら れるだろう。また事実その通りなのであるがもう一歩踏み込んで考えてみたい。確かにメディアは財界や 官僚、知識人とともに少数の支配者層の一部になって…

生きること、書くこと10

「日本の官僚は支配階級に属している。官僚が権力をふるえるのは、一つには彼らが普通の人びとの知ら ないことを知っているからだ。官僚は知識人や編集者や他の政府当局者とともに支配階級という少数派を 形成している。」(35Pより引用) ウォルフレンは…

生きること、書くこと 9

今回、私は日本の権力構造と日本の病理の関係について一冊の本をテキストに思うところを述べてゆきた い。その本とは、オランダ人ジャーナリスト―カレル・ヴァン・ウォルフレン―によって書かれ1994 年、毎日新聞社より刊行された『人間を幸福にしない日…