龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

国旗、国歌問題について

法廷に裁判官が現れるときに、事務官の合図で当事者全員が起立して礼をする。特に法令で定められてい るわけではないが、慣例として誰もがそうする。裁判官などちっとも尊敬していない、起立も礼もしたく はないと考える人間は少なくないと思われるが、その…

国旗起立、国歌斉唱、違憲判決について

公務員であっても民間人同様に各人の思想、良心の自由は当然保護されるべきである。国や自治体が行政 上の権力で個人の心の中に踏み込んではいけないというのもよくわかる。しかし少数者としての意見を保 持するということと、それを公的な場所で表明すると…

秋の日の祈り

秋晴れの空、天高く 花壇の縁に座り文庫本を読む 心浮き立つ行進曲が私の目を 小さな平面の文字世界から 色、舞い踊る地上空間へと誘う ゴール付近で赤い旗が風に揺らいでいる 園児たちの 白の体操服と紺の帽子が並び 銀のピストルが撃ち鳴らされた瞬間 土埃…

東寺にて想う3

賀能(かのう)啓(もう)す。高山澹黙(たんぼん)なれども禽獣(きんじゅう)労を告げずして投帰 (とうき)し、深水(しんすい)もの言わざれども魚竜倦(う)むことを憚(はばか)らずして遂(した が)い赴(おもむ)く。かるがゆえによく西羌(せいき…

東寺にて想う2

空海ゆかりの東寺を訪れたことで司馬遼太郎の名著『空海の風景』を再読した。空海を肉眼で見たいとい う筆者の思いから書かれたこの小説は、1200年の時を超えて空海の息遣いが感じられるほどの力があ る作品である。特に遣唐使船に乗船して唐に渡ってい…

東寺にて想う1

8月15日に伏見稲荷神社に行ってきて、しばらくしてから今度は東寺(教王護国寺)へと足を運んだ。 伏見稲荷と東寺は神社と寺の違いはあるが空海以来、関係が深い。空海は嵯峨天皇から真言宗の布教拠点 として東寺を与えられたが、弘仁14年(823年)…