2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧
仮にその不安の声の主をXと名付けることにする。Xは全ての人の無意識に存在する別人格の何者かであ る。ある人とXとの協調関係が良好でコミュニケーションが上手く図られているのであれば、その人は危 険な場所やタイミングをごく自然に避けることが出来…
しかしである。はたして“不安”そのものは排除されるべき悪なのであろうか。私のこれまでの人生には 絶えず不安がつきまとって離れなかった。ムンクの絵のようなものだ。安心が健康的な善であるという社 会概念からは、必然的に不安は不健康な病理を意味する…
話しが変わってしまうが、先に書きたいことがあるので前回の続きは後回しにする。先日、『宇宙(そ ら)へ。』という映画を見た。NASAの記録フイルムをイギリスBBCが宇宙開発の歴史として編修し たドキュメンタリー映画である。 実は今回書こうと思う…
それで私は腹立たしく、悩ましく、やるせない判断を迫られることとなった。生活費を減額すると、妻は これでは生活できないと弁護士を通さず直接、私に電話してきた。確かに、その金だけでは生活できない であろう。しかし私が前回に述べたような当時の状況…
話しを元に戻すが、私はTを通じてマンション鍵の原状回復を要求し続けた。ところが妻は頑迷に応じよ うとはしなかった。その時点において既に私も妻も訴訟の当事者として争っていたわけで、夫婦関係を良 好に軌道修正させようという気持ちなど双方とも無か…
それで刑事の助言に従って、妻との交渉における弁護士を立てることになった。他に当てもないので両親 の裁判の時と同じT弁護士に頭を下げてお願いせざるを得なかった。しかしこの選択が大きな過ちだった のである。悪いことは続くものである。T弁護士は元…
そもそも私が離婚へと至った家庭内紛争は、(元)妻の兄による私の両親への暴力事件がきっかけであっ た。私と妻の不和が近親者をも巻き込んで、ある日そのような事件が勃発したのである。警察が出動する 騒ぎになったが、妻の兄は高齢の私の母を殴り、椅子…
長期間に亘る離婚の紛争劇を経験すると、社会システムが家庭に投影する歪みや欺瞞が身に沁みてよくわ かる。しかし個人的な問題の渦中にあって、自らが直面する問題を材料に客観的な社会批判をすることは 難しい。なぜなら一市民が個々に属する問題に過ぎな…