2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
私は肉体のある死者だ 真夏の太陽よ 私の身体を焼き尽くせ
7月26日、産経新聞の文化面に面白い記事を見つけた。オーストリアの動物行動学者コンラート・ロー レンツの理論を引き合いに出して、地下鉄駅内でよく見かける「痴漢は犯罪です!」のコピーはある種の 刷り込みだと言うのだ。ローレンツの刷り込み理論は…
私にとってのいい映画の条件は結構単純で、監督や役者含めて全ての作り手側人間たちが本当にいい映画 を作ろうという熱意が見ていてどれだけ伝わってくるかということである。映画の素晴らしさとはそうい うことではないのか。情熱があるか、ないかが全てな…
わたしと あなた方がこの世界に 決して見ようとしないものが 亡霊となって立ち現れ 我々は見られる。 見ない限り、我々は 逃れることができない。 私が見る、やもりは ガラス窓に張り付いた この小さな生き物の 黒き目は 亡霊なき 完全な宇宙を宿している。 …
秋田県藤里町で起こった畠山鈴香容疑者の殺人事件について社会全体で考えなければいけないと思われる 点について述べたい。畠山は、長女彩香ちゃん(当時9歳)が足を滑らせた事故死との当初の警察発表に 納得せず「事故じゃないのに、事故扱いされた」と言…
大阪市立美術館 『プラド美術館展』にて ≪道化ディエゴ・デ・アセド、“エル・プリモ”≫ スペイン絵画の巨匠、ベラスケス(1599~1660)の絵は一見、とても地味だ。華美な装飾で独自の思想や 世界観を表現するものではない。天使やキリスト、マリアあるいは裸…
小泉首相は13日(日本時間同日夕)、パレスチナ自治政府議長府で、アッバス議長 と約1時間、会談した。首相は、イスラエルとパレスチナ武装勢力の紛争拡大を抑えるため、議長に指導 力を発揮するよう求めた。…(略)…また、首相はパレスチナ自治区の水道…
夏が地上に降り注がれる 燦燦と 夏の光は無数の色の糸となり、私の現実を紡ぐ 誰が織る、悲しみのタペストリー 愛する息子との別離 おまえの瞳が 戸惑いながら、涙をためて無理に笑おうとする おまえの顔が ひまわりのように輝いて 私の胸を貫く 夏の光は残…
傑作(0) 2006/7/13(木) 午後 11:17 | 新聞記事について | 詩 国際サッカー連盟(FIFA)は12日、最新の世界ランキングを発表。W杯ドイツ 大会を1次リーグ敗退で終えた日本は18位から49位に大きく後退した。(7月13日朝日新聞、朝 刊) ワール…
アメリカの作家、ウイリアム・バロウズが『書くということは危険な行為だ』と言っていたことを思い出 しました。私には今、その言葉の意味がわかるような気がします。書く行為が自分の生の深い部分にリン クすると書かれた内容が、自分の人生に影響を与え形…
生きることは燃え続けること 悲しみと苦しみの炎を背負い 私が燃える 不動の剣よ、その鋭き刃で虚妄を貫け 羂索で迷いを縛り真理の地へと誘え 私の前にあるものは、いつもいつも一本の道 無数の煩悩と怒りで赤々と燃え上がる道 闇の中、悲しみの焔で光り輝く…
この拡がりを空と呼ぶ。 どこまでも無意味に どこまでも無感動に 無限の果てしなさ。 やがて夜がくれば闇に安らぎ そして神々しき太陽の朝を迎える。 何百万回も何億回も永遠に。 私もまた夜が来れば眠りにつくであろう、 たくさんの悲しみを胸に抱えて。 朝…