龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

書くということ

アメリカの作家、ウイリアム・バロウズが『書くということは危険な行為だ』と言っていたことを思い出

しました。私には今、その言葉の意味がわかるような気がします。書く行為が自分の生の深い部分にリン

クすると書かれた内容が、自分の人生に影響を与え形作っていく独立した力を持つかのように思われま

す。これは魅力的であると同時にやはりとても危険な領域です。そして呪われたように書く行為へと追い

やられ、その作品が人生そのものと交錯することになった作家がバロウズだったり日本の三島であるのか

も知れません。しかし生きるということは、あるいは表現するということは全てにおいて危険と向き合う

ことなのではないかとも私は考えます。私は今、自分なりに書くという行為を選択することによって危険

や恐ろしさ、呪いを見つめなければいけないような気がします。そして、その領域でのみ我が人生の苦難

に立ち向かえるエネルギーのエッセンスが得られるようにも感じられるのです。