龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

子供を守る監視の目

何の罪もない子供が、いきなり見知らぬ人に刃物で刺される。これほど理不尽な事件はないと思うが、今や精神を病んでいる人間が日に日に増えている時代であるから、子を持つ親とすればそのようなニュースを傍観して見る気持ちにはなれないであろう。全ての親が自分の子供だけでなく、日本全体の子供たちを我が子のように守ってゆく強い気持ちが求められているのではないだろうか。遠大な理想主義だと笑われるかも知れないが、そうではない。我々は逆転の発想をするべきだ。市民全体の緊密な協力関係を基にしなければ、通り魔犯罪など防ぎようがないからだ。
私の息子も現在、小学校4年生であるが親が見れる時間などたかだか知れている。やはり学校の先生方や地域の人々にいざという時には守ってもらわなければならない。ならば私もまた、自分の目につく範囲内で他所の子供たちの安全に出来るだけ気を配るべき道義的な責任があるということになる。通り魔の惨劇を、単に運、不運の問題で済ますべきではないと思う。我々一人一人に出来ることは限られているが、市民全体で分担されれば、それなりに有効であると思われる。
目付きにどこか異常性が感じられたり、挙動不審な人間が街中で見られれば、警察に通報して刃物を持っていないかどうか調べてもらう。これを徹底するだけでもかなり通り魔の抑止につながるのではないであろうか。見た目の主観的な判断だけで、誰かを警察に通報するという行為は実際のところかなり抵抗が大きいであろうし、息が詰まるような監視社会を敬遠する声もあると思うが、子供たちの命を守るためには止むを得ないと思われる。心を病んで、自暴自棄になっている人間が、刃物を持って街を徘徊している状況が何よりも恐ろしいのである。誰かを刺す以前の、そのような刃物持ち歩きの潜在状況は想像以上に多いのではないであろうか。だから我々一人一人が通り魔犯罪を未然に防ぐ、鋭敏な監視の目を持たなければならないということになると思うのだ。各自治体において警察と市民が一体となった、通り魔犯罪撲滅の運動が講じられることを希望するものである。