#俳句、川柳
秋雨が 上がれば夜は 澄める闇
秋の園 走路に立てば 雨上がり
天下とは 虚しき声が 秋穢す
彼岸花 苦悩の緋色 色褪せて
瞑想し 銀河の果ての 秋想う
我走る 孤独が秋を 駆け抜ける
ハロウィンか 孤独が化けて 何になる
星月夜 ゴッホの絵のよう 黄が狂い
闇の奥 奥奥奥の 星月夜
澄める秋 わが魂は 闇を見る
重力波 時空が歪み 秋になる
恐ろしや 飛行機の音 秋夜空
蝉骸 資源にならぬ 普通ごみ
もう二度と 蝉は嫌かと 骸掃く
威されて 蝉声の如 鳴く政治
民民と 蝉も鳴くなり 民進党
雨上がり おもむろに降る 蝉の声
通過せし 幾多の生死 秋に着き
どこからが 秋どこまでが 我が憂い
夜歩く 銀河の辺境 秋侘し
星になる 命悲しき 夏休み
仏桑華 南国二輪 気は晴れぬ
突き抜ける 怖さ仰ぎて 秋の空
誰も彼も 澄みゆかんとして 濁る秋
秋空は 澄みて地上の 闇深し
我が憂鬱 流星となり 夜を裂けり
路面から 生え立つような 白雨かな
右左 暈す夕焼け 国家主義
我が民は 永久の夏呆け 死者同然
集団の 嘘も自衛か 夏に問い