龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

#短歌

日本の夜空

澄むほどに 冬の夜空に 雲集い 星を見せんと 重く垂れゆく

生の思想

目地土で 踏まれて生きる スベリヒユ 暗赤色の 思想が這えり

薔薇の矜持

人々が 目を背けたる 薔薇となり されど私は ここに咲きけり

5月の空

鯉のぼり 夫婦別色 黒と赤 子鯉止む得ず 青にて泳ぐ

春のストーカー

ストーカー 一線越えて 地獄行き 追わす心理は 春に揺蕩う

雀の主張

春の朝 騒がしき声 ちゅんちゅんと 番と見れば 一羽なりけり

春の洗脳

虐待の 多き国には 何か住む 魔物育む 君臨統治

春と超越

超越は 俗世の花に 宿りたる 憂きも悲しも 人の間に

春の雑用

元妻が 電球切れたと 我を呼ぶ 脚立を持って 付替えにゆく

春の官権

冤罪で 責任取らずに 頭下げ 誰かの首は 吊るせるものか

それぞれの春

カラス鳴く 人間も涙 犬吠える 一切衆生の 春騒がしき

資本主義の思考

花多し 咲き方はただ ひとつなり 富者の儲け なるように咲け

大衆を吸う者たち

大衆は 言われた通り 生える草 誰がはやして 麻薬とするか

龍が如くのために・・・

春の日に ついに買いたる プレステ3 息子欲しがり 私も遊ぶ

仏性と社会主義

見も知らぬ 子供どこかで 殺されて 悲しくもあり 悲しくもなし

それぞれの正義

正義とは 誰かの都合の 所産なり 声なき者が 見捨てられたる