龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

アトピー闘病記 9

皮膚科の病院に通っていて、母親がアトピーの赤ん坊を連れてきているのを見ると本当に可哀想に思う。では、どうして赤ん坊がアトピーになるのだろうか。大人と違って酒も飲まないし、タバコも吸わないし、変なものを食べたり、不摂生をしている訳ではない。赤ん坊とはこの世で最も清浄な存在なのである。よって赤ん坊は本来、アトピーとは無縁なはずなのだが現実にはそうではない。アトピーに罹っている赤ん坊はたくさんいる。その原因は母親から来ていると思われる。遺伝ということではない。遺伝形質が発現するには生まれてから何年かは掛かるであろう。では何かと言えば、母親の「血液」である。母親の血が汚れていて毒素を含んでいると、その毒素がそのまま赤ん坊の血液に混入してしまうこととなる。私がキレーション治療を受けたDクリニックの医者の話によれば、母親の体と胎児は胎盤を通じて同じ濃度の血液を共有しているので、母親の身体のアレルゲンや毒素が胎児という内部の外部に流し込まれることで、母体にとってはデトックスになっているということである。生まれてくる赤ん坊にとっては大変な災難で迷惑な話しであるが、母子間のヒューマニスティックな情愛とは別に人間の身体とは非情、冷血にできているものである。
それで母親の身体が保有している毒素の中には歯の詰めものである様々な金属が溶け出して血液に混入している成分も当然含まれているであろうと思われる。よって妊婦は生まれてくる赤ん坊がアトピーで苦しまないためにも(妊娠してからでは遅いかも知れないが)、体内の有害金属検査や歯の金属性充填物を除去してセラミックスに変えたり、腐食のない新しい金属に付け替えるといったことを為すべきなのである。そのことを私がDクリニックの医者との話しの中で述べると、その医者は、(厚労省は)アラートしているはずですよ、と言っていたが果たしてどうであろうか。若いお母さん方に聞きたいが、妊娠や出産の時にそういう注意や警告をどこかで見聞きしたことがあるでしょうか。恐らくはほとんどの人はないはずである。日本は先進国家で民度や暮らしの安全性も高いと考えている人が多いであろうが、実際には国民の無知に付け込めるような領域では非常にいい加減で無責任なのである。知らない人間には、意図的に知らしめないというところが非常に大きい。知ってしまった人間がある一定量以上に増えてしまうと、社会を改変しなくてはならなくなり、そのためには当然手間やコストも要することとなるからだ。
それにも増して許せないことは、皮膚科はそのような生まれたばかりの赤ん坊にまで平気でステロイド外用薬を出すということである。大の大人である私ですら1年8ヶ月ステロイドを塗り続けた後に脱ステした離脱の過程で、ちょっとした地獄のような苦しみを味わったというのに、赤ん坊にステロイドを塗り続けるなどということは、私から見れば狂気の沙汰である。mad as a hatter(帽子職人のように狂っている)だ。もちろん赤ん坊は新陳代謝も激しいし、体もどんどん大きくなっていくので大人に比べればアトピーは治りやすいとは言われている。しかし世の中には赤ん坊や小さな子供の時から成人するぐらいまでの10年とか20年もの間、ステロイドを塗り続け、止めようにも止められなくなってしまっている人間がたくさん存在するのである。まさに覚せい剤の中毒患者と同じである。そういう人間は一生ステロイドから離れられないのである。効率的に薬を売り続けるためには、製薬会社の利益のためには、このような非人道的な状態が放置されてよいのだろうか。資本主義社会とはある意味において、平和と秩序の中の地獄だ。