龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

アトピー闘病記 8

アマルガムとは水銀と他の金属との合金のことをいう。歯科用の充填物としてのアマルガムの現在の使用状況については、心配される人も多いと思われるので説明しておくが、私がDクリニックから紹介されてアマルガムを除去してもらったR歯科クリニックの歯医者の話しでは、15年ほど前からほとんど使われなくなっているとのことである。よって私の身体に健康被害をもたらしたアマルガムも今となってはいつかはわからないが、15年以上前に付けられたものということになる。また現在ではセラミックスは保険適用外で高額の費用がかかるが、今や世界情勢として金、銀、ニッケルなどの金属はレアメタルとしての希少性、希少価値が高まってきているので今後、10年とか15年ぐらいのスパンで見ると恐らくプラスチックのセラミックスが保険適用になっていく公算が強いということであった。ならば今後、歯医者で金属の詰め物をしても水銀が使われていないから、金属アレルギーの心配はないかと言えば、そういうことにはならない。私の場合は水銀中毒であったが、何の金属に反応するかは人それぞれだからである。パラジウムも体内に取り込まれると危険性があると一部では指摘されているようである。ただし一定量以上の水銀の体内蓄積は万人にきわめて有害であることは確かなことだと思われる。
今から2ヶ月ほど前の放映であったので見ている方も多いかと思われるが、日本テレビの『ザ世界仰天ニュース』でこのような内容の番組があった。日本国内の話である。若い女性の髪の毛が、ある日急に抜け始めてきた。原因は不明である。何軒か皮膚科の病院に診てもらいに行ったが、ステロイドの塗り薬を出されるだけで、頭皮に塗っても一向に回復しない。脱毛は止まらず禿げている面積は日に日に拡がっていく。(私はこの場面で驚くと同時に、呆れてしまった。皮膚科の医者は禿げにもステロイドが効くと本気で考えているのか。万能薬じゃあるまいし、アホかと言いたい。若い女性の髪の毛が大量に抜けるのなら皮膚の問題ではなく、何か他に重大な原因があることぐらい察しが付きそうなものである。こういうところに日本の皮膚科治療の「病理」がよく現れている。)その内にその女性は髪がまだらにしか生え残っていないつるっぱげに近い状態にまでなってしまい、このままでは結婚も出来ないと人生に絶望することとなる。そしてある日、何かの機会に内科の病院に行った時に、その先生が女性の頭を見て、知り合いの皮膚科の医者を紹介してくれることとなる。女性はもう皮膚科に行くのは嫌だと思ったが(その気持ちは私には痛いほどよくわかる)、せっかく紹介してくれたのだからと重い足を引きずるようにしてその病院に行ったのであった。そうしたところ、その医者は女性の頭を一目見るなり、これは「金属アレルギー」によるものだと言った。結局、その女性も私と同じように歯の詰めものが原因だったのである。しかしその女性のアレルギー物質は水銀ではなく、確かニッケルであった。ニッケルであれば現在でもアマルガム以外の充填物に多く使用されているはずである。その女性はニッケルの入った詰め物を除去して、1年ぐらい経過したころには元のふさふさした頭髪に回復し、その後良き伴侶も得て、めでたく結婚することが出来たという話であった。私の記憶違いの部分もあるかも知れないが、大筋ではそういう内容の実話である。
何か原因不明の身体の不調や精神的な問題があるならば、まず歯の詰めもの(金属)を疑ってみるのが近道かも知れない。私のように原因もわからないままにステロイドを塗り続けていると酷い目に遭うこととなる。