龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

資本主義と日本の医療行政

それでなぜステロイド依存症からの離脱(脱ステ)が、アトピーを誘発させるのかについてであるが、その前にいろいろと言いたいことがあって。順を追って述べていかなければならないのであるが、先ず、私が毛髪による有害金属検査の結果、水銀が基準値の3.5倍も検出されたことは、前回述べた通りであるが、実はもう一つだけ基準値を超えて検出された金属があって、それはバリウム(Ba)であった。基準値が1.0μg/g以下に対して、私の検出数値は1.7であったので水銀ほどではないが、平均よりも体内含有量が顕著に高かったのである。当初はなぜバリウムの数値が高く出たのかわからずに、首を傾げていたのだが、よく考えると思い当るところがあって、それはその検査の2か月ほど前に生活習慣病の予防検診を受けていて、その中のレントゲン検査でバリウムを飲んでいたのであった。造影剤のバリウムは、誰もが飲んだ経験が1度や2度はあるかと思われるが、あれは有害金属なのである。バリウムを飲んだ後で出る真っ白な便を見れば、身体に決してよくないものであろうことはわかると思うが、あまりにも一般化していて医者もその有害性を決して口にしないから胃や腸の検査ではバリウムを飲むことが当たり前になっているのであるが、そのように毛髪検査で有毒金属の一つとして数値化されたデータを見てしまうと、正直に言って、よほどの緊急性、必要性に迫られない限り、私は二度と飲む気になれない。もちろん水銀やヒ素などに比べれば有害性は低いであろうし、1年に1回飲んだからと言って別に何がどうということもないであろうが、私のこれまでの経過を記事で読んでいただければご理解いただけるかとは思うが、有毒な金属を一時的にではあれ身体の中に入れたくはないのである。それに「一時的」とも言えないものである。なぜなら便や尿などで100%とまでは言わなくとも、100%に近い水準で排出されているのであれば、2か月も経過した後の毛髪検査で基準値の1.7倍も検出されることはあり得ないからだ。つまり飲んだバリウムの何パーセントかは排出されずに、体内に蓄積されていると考えられるということである。これは水銀も同じであるが、どんな猛毒であってもごく微量で免疫力の閾値以下であれば、別に何の弊害もないし、自覚症状も起こらないが、問題はそのような有害金属の全量が血流に乗って便や尿と一緒に排出される訳ではなく、一部は細胞の深い所に潜り込むように付着し、蓄積していくことである。それに有害金属の単位であるμg(マイクログラム)とは、1μg=100万分の1gである。そのような極微量の単位で有毒となる金属の性質を考えれば、レントゲン検査の前に飲まされるあのバリウムの量を思い返して見て、恐ろしい気持ちに陥る私は、果たして人よりも臆病で神経質な性質であると言うことが出来るであろうか。アマルガムの水銀も同じである。当初の私は理解できなかったが、30年も40年も昔に充填された僅か1個のアマルガムが、たとえ劣化、摩耗していても、その中の水銀などもう自然に蒸発、枯渇しているはずであるから身体に悪影響があると言われてもぴんとこなかったものである。しかし徐々にわかってきたことであるが100万分の1g単位の量で身体に支障をきたすのであるから、アマルガム中の水銀量が数グラムであっても、ごく微量ずつが日々漏出して体内に取り込まれているのであれば、たとえ人間の寿命が300年あったとしても水銀が尽きることはないのである。実際に健康被害が出るかどうかは、水銀の漏出量と体外に排出する代謝量、免疫力との兼ね合いの問題である。但しアマルガムを装填していて年月が経過しているから必ず漏出が起こっているかと言えば、それはわからない。私の場合は小さな時から歯軋りの癖があったので(多分今でも)、アマルガムの劣化が激しかったのであろうと思われる。アマルガムの個数や装填している場所、どれだけの年月が経っているかで、水銀漏出の有無や漏出量は人それぞれなので、取り敢えずは歯医者に行って口内のアマルガムの数と劣化状況を調べておく必要性は万人にとって大であると言える。ともかくも私とすれば水銀の怖さというものを少しでもわかっていただきたい思いだ。水俣病の被害者などは、おそらくとんでもない濃度の水銀を摂取していたのであろうと想像される。ウィキペディアで調べれば、現在の東京湾底質中の総水銀濃度が0.43μg/gであるのに対して、水俣湾底質中では3.7μg/gと東京湾の8倍以上の高濃度で蓄積されていると記されている。
私の毛髪から検出された水銀は2.8μg/gなので、現在の水俣湾には及ばないが東京湾の6.5倍である。繰り返すが僅か1個のアマルガムからである。それから皮膚科に掛かっている人はわかるかと思うが、私も一時いろいろな皮膚科に行っていてどこでもよく見かけたが、赤ん坊のアトピーがとても多い。アトピーの赤ん坊を見ていると本当に可哀そうな気持ちになるものだが、生まれて間もない赤ん坊は、大人のように外部から不純物や異物を取り込んできている訳ではないので、本来はアトピーになどなるはずがないものである。ではなぜなるのかと言えば、はっきり言えば、「母親の血」である。血と言っても遺伝のことではない。妊娠中に母体から胎盤を通じて、母親が血液中に保有していた毒素が赤ん坊の身体に流入しているのである。母親は大人で免疫力も高いから何ともなくとも、生まれたての赤ん坊は母親の毒素でアトピーを発症してしまうのである。それで母親が赤ん坊に伝える毒素とは、アマルガムの水銀である場合も少なくないはずであるから、厚労省はきちんと妊婦に対してアマルガムを除去するように勧告すべきであるのに、それをしていない。おそらくはいろいろと不都合、不具合があるからであろうが、国というものは一般的に考えられている以上にいい加減なのである。行政がマスコミに発表させている内容はご都合主義に沿ったものであることが多いのだ。アトピーの赤ん坊にステロイドを出す医者も多いのであるから無茶苦茶である。私は犯罪的であるとさえ考えている。自分の身は、そして我が子の健康も、最終的には自分自身で守っていかなければならないのだ。
話しは前後するが、バリウムのことに戻るが、つい先日、近くの病院の人間が私の会社の事務所に突然来たのだが、要件は健康診断をその病院で受けて欲しいと言うことであった。最近の病院は、飛び込みで営業していることに驚いたものであるが、それはともかく、私は先述の内容を簡単に伝えてバリウムは飲みたくない旨をその担当者に言ったのである。実際に私は仕事関係の人間から、バリウム検査をした翌日に蕁麻疹がでたという話しを最近、聞いたことがある。そうしたところその担当者が言うには、実は国からバリウムを使うことは少しずつ減らしていくようにとの指導が出ているようなのであるが、病院は一日で何人もの人間を相手に健康診断をしなければならないので、内視鏡検査は時間と手間が掛かり過ぎて無理だということであった。ただ健康保険協会の健康診断で内視鏡検査をやっている病院も少数ではあるがあって、その病院名を教えてくれたものであった。要は何が言いたいかと言えば、国もバリウムが身体によくないということは、わかっているというか認めているのである。ただ世間一般に急速に喧伝されないように気を使いながら認めているのである。それでネットでバリウムの弊害について調べれば、出てくる情報は、万に一つぐらいの後遺症はないとは言えないが、現実的にはほとんど何の心配もいらないというような病院側の説明ばかりである。日本はそういう国なのだ。だから水俣病サリドマイドのような事件を経過してきているのであるが、今も本質的には変わっていない部分が大きいと感じられる。ステロイドアトピーの関連について述べる予定であったが、長くなったので次回に回す。