龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

とんちんかんな茶番劇

しかし、あれだな。何と言うか、鳩山由紀夫は、本当に、とんちんかんな人間だな。菅直人に引導を渡す役割を演じて、前首相としての存在感を内外に示したかったのだろうが、そういうスタンドプレーが結果的に全体の混乱をより一層、深めてしまうところにこの男の徳性の低さと言うか、軽さがよく表れている。
はっきり言えば、馬鹿なんだな。これでは、小沢一郎が激怒するのも無理はない。こういう馬鹿でも、総理大臣になれてしまうのは、日本という国の政治のレベルが極めて低くて、底が浅いからに他ならないだろう。今更、「うそつきだ。」とか「人間うそをついてはいけない。」などと色をなして怒ったところで、そのうそを引き出したのは、自分自身ではないか。そもそも、菅直人などは平気でうそをつく人間である。そのような男に、うそをつくお膳立てをしておきながら、うそつきだ、などと批判するのは、国民の目から見れば、馬鹿と嘘つきの漫才である。面白くもなんともない、決して笑えない漫才だ。こういう学芸会のようなことで、多額の税金を費やす政治はもう、うんざりだ。
今の日本の政治に、民主党自民党もない。質的に差のない集団が、粘土細工のようにくっついたり、離れたりしているだけで、そのようなお遊びに、国民が関心をもてないのは当然である。しかしこの粘土のような均質な政治空間を作っているのが、実は政治の外にあることを国民は見抜かなければならない。
政治家及び政党が均質でなければ、社会がドラスティックに変化する可能性があり、それをマスコミや財界は極度に恐れる。だから、マスコミの論調は、正義や筋道を示しながらも、基本的には調節弁に過ぎない。マスコミが調節弁として、思考能力の低い大衆層を誘導しようとするから、政治はどこまでも茶番劇のごとくとなり、まともな国民は傍観する以外にないのだ。
もう私はニュースも見たくもない。お前らだけで、やってろ。