龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

一年間の辛抱

仕方ないこととは言え、中々民意を反映した政治になり難いものだ。
そもそも民意というものを、その時々で政治家やマスコミによって誘導されるものではなく、国民がしっかりと自立的に強い意志で思考できるようにならなければ、政治を国民の側に引き寄せることは絶対に不可能だろうけれどね。
民主党新代表に野田佳彦氏が選ばれた。ちらっと中継を見たが、ノーサイドであるとか、怨念を越えた政治などと言っていたようであるが、我々国民から見ればそれはあくまで議員仲間の内輪の論理に過ぎないであろう。同一政党間の内部で志向する政策に根本的な違いがあるのであれば、その境界線をうやむやに消し去ってしまうことが民主主義の本来有るべき姿なのだろうか。それでは何のための政党政治なのかわからないじゃないか。もちろん党内における些少な意見の違いは数の論理で括られるべきであろうが、括りきれない対立を孕んでいるのであればさっさと分裂して解散総選挙するのが筋道だと私は思うけどね。
政治とはどこまでも信念を戦わせるべき場であるべきだ。怨念もあって当然だ。国民のためには、そう簡単に敷居をまたぐように怨念を乗り越えないで欲しいものだ。ともかくも、また一年間の辛抱だ。しかしこれから数年間の間に、日本の貧困化はどんどん加速してゆくことであろう。長いようで短くもあり、短いようで長くも感じられる一年草政権に我々国民はまた我慢して付き合わなければならない。