龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

危険な関係

気になる報道がある。韓国ソウルで日本人女子大生が9月下旬から行方不明になっている事件だ。海外の一人旅には、それも若い女性であれば特にそうだが危険性は付き物であるから自己責任と言えないこともない。また危険度ということであれば、私は必ずしも韓国が高いとは思わない。若い女性の一人旅ならヨーロッパの方がはるかに危険であるように思われる。しかし韓国には特有の危うさがある。まず言うまでもないことだが、街中に反日感情が潜伏している。
私も以前、韓国に旅行した経験があるからわかるが(私は一人ではなかったが)、日本人が一人でタクシーを利用したり、飲食店に入ったりすると、かなりの確率でぼったくられる事になる。私の場合は初日にソウルで入った飲食店で食事が終わった後に、店の従業員4~5人ぐらいにテーブルを囲まれた。何やら大声で脅しているようなのだが、私は韓国語がまったく理解できないし何を言っているのかわからないこともあって、正直なところ全然怖くなかった。芝居がかったように見える従業員の態度に思わず笑ってしまいそうになったくらいだ。
どうも相場以上の多額の料金を請求されていたようなのだが、私も友人も、ウォンの価値にまったく無頓着というか無知であったので言われるままに料金を支払って店を出たまでである。そのときは支払った料金が日本円でいくらに相当するのかなど計算すらしなかった。そういう経験がある。日本人女子大生失踪もタクシー料金のトラブルが元で仲裁に入った韓国人男性の関与が疑われているようだ。私が韓国に友人と旅行したのはもう20年も前のことだから、日本人相手のぼったくりは行政的にまったく改善されていないし、放置され続けているのだと思われる。もちろん韓国人全部が日本人旅行者に敵対的かというとそうでもない。一旦仲良くなると日本人以上にフランクに接して受け入れる大陸的な大らかさが韓国人の特徴としてあるようにも感じられた。私と友人はその時の旅行でソウルのホテルで知り合った韓国人男性の家に招待されて、その男性の奥さんの手料理をご馳走になった。だから一概に危険だと決め付けるわけにはいかないが、それは私が男であるからで若い女性の一人旅となると、やはり話しは違ってくる。何よりも韓国では民間人以上に、警察や役人などの反日感情が根強い。よって日本人旅行者がいざ韓国国内でトラブルや事件に巻き込まれた時に、法と正義の下で、どれだけ韓国側が真摯かつ誠実に対処してくれるかとなるとかなりの疑わしさが消えない。今回の件も、韓国のマスコミが取り上げたから警察が捜査を“一応”開始したとも見れるものであり、母親の被害届けだけなら事件性はないとして無視されていたかも知れない。またこの先、韓国警察が本気で捜査するかどうかも非常に心配なところではある。これは韓国という国の基本的な民度の問題であるが、日本もよその国の批判をできるほど立派な民度は持ち合わせていないが、私の個人的見解では韓国は未だ日本以下だと思われる。もし女子大生が殺害されていることが捜査で判明したとしても、韓国当局は日本に対する外交上のマイナスになることを避けようとして、もみ消しにされる可能性もまったくないとは言えないのではないのか。また日本の政治や外務省は、韓国に余計なことを言って刺激すれば戦後の賠償や慰安婦の問題をまた蒸し返されて要求されたり、日本の国旗を燃やすワンパターンの市民デモが煽動されることを恐れるあまり、まったく無力であり頼りになるものではない。だからそういうことを総合的に考えると、やはり日本人女性の韓国への一人旅は、現地に知人や友人がいる場合やよほど旅慣れている場合は例外として、かなりの危険性が伴うと言えるであろう。
こういう事件があるとやはり昨今の一部TV放送局による無節操とも言える韓流ブームの垂れ流しは、やはり問題があるように感じられる。こう言っては何だが日本に来ている韓国のタレントたちは金儲けのために日本人に愛想良く親近感を振りまいているのである。ただそれだけのことである。その態度自体はプロなのだから批判されるべき筋合いのものではないであろうが、過剰に実体が伴わない親近ムードを映画やドラマ、歌などで植え付けられ続けると、ふわふわとした気持ちで韓国への一人旅行をしようと考える女性が多く出てきて、この種の事件が起きることは必然である。韓国には反日感情があるし、日本には嫌韓感情がある。それが現実であるし、そう簡単に解消される性質のものではない。だから無意味に日韓の友好ムードを醸成しようとなすことは、いくら金儲けのためであると言っても、一方で現実遊離の危険性を誘発させているのと同じである。私は日本と韓国は淡々と必要最小限度の付き合いをしていればよいのだと思う。人と人であれ国と国であれ、その最小の交流の中から生まれてくる好感があるとすればそれこそが本物の友情の芽ではないのか。日本人はこれ以上、俗悪で偽物の日韓友好文化に心を寄せるべきではない。“百害あって一利なし”とはこのことだ。