龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

民主党存続は日本の危機

想像していただきたい。あなたの家の庭(領海)内に隣家(国)の住人(漁船)が無断で入ってきているのを発見したあなたは警察(海上保安部)に通報し、一旦隣人は逮捕されたが、隣家の主が悪いのはあなたの方だと猛烈に怒り出したので、あなたはこれ以上隣家を刺激するのは得策ではないと判断して被害届けを取り下げたとする。その後もあなたは愚かにもやはり近所付き合い(互恵関係)が大切だからと考えて、町内会の集まり(アジア欧州会議)で会った時にも「やあ、やあ」などと声を掛けて隣人の機嫌を取ろうと一生懸命にへつらう。しかし隣人はあなたに対して腹を立てているので“ふん”とばかりに傲然と無視するだけであった。そしてその1年後にまたしても隣人はあなたの家の敷地内の、それもより奥まで平然と侵入してきて逮捕される事件が勃発した。
さてあなたは今回はどのような態度を取るべきであろうか。そして隣人のこのような振る舞いに対して、あなたが先に取った態度の有り方に責任があると言えないであろうか。また、あなたがそのような曖昧な態度を取り続けていれば、将来的に庭(領海)だけでなく家の中(本土)まで土足で踏み込んで来られて、勝手に冷蔵庫の中のものや現金まで強奪される危険性を生み出していると考えられないだろうか。そして家の中まで踏み込んでこられた時には、誰が一体助けてくれるのであろう。こういう時のために毎月きちんとみかじめ料を支払っているヤクザ(アメリカ)は、庭に侵入して来られた時には追い払ってくれないのに、家の中まで踏み込まれた時に本当に助けてくれると安易に信じるべきであろうか。なぜなら隣家の人間もヤクザにみかじめ料を支払っていて今ではあなたの家よりも隣家の方がヤクザとパイプが太くなっているからだ。またそもそも隣人そのものが思想は異なるが、実は立派なヤクザなのであった。
11月6日、長崎県、五島沖にて日本の領海内を航行する中国漁船が拿捕され船長が逮捕された。民主党の菅政権は1年前の尖閣諸島事件において、日本の正当な法手続きを無視してまで戦略的互恵関係大義名分のもと大局的かつ亡国的な配慮を中国側に示し、中国人船長を不起訴とするように那覇地検に圧力をかけた。中国が報復的にレアアースの輸出禁止措置を取り、中国国内の軍事基地近くで民間の日本人を逮捕、拘束し、またそれらの政府の動きに同調するように中国国内各地で反日デモが繰り広げられたことに対して単に屈服したものであり、互恵関係などと呼べる性質からは対極的に程遠いものであったことは明白であった。そのような政府の事なかれ主義の姿勢が、結果的に日本の安全、平和を脅かしているのである。メディアは前回の大騒ぎが繰り返されることを恐れているのか、現在のところごく控えめな報道しかしていない。しかし今後、中国国内で騒動が勃発する可能性は大きいのだから、政府は即刻、中国国内にいる旅行者や企業に厳重に注意を喚起するなり、場合によっては引き上げさせる措置も必要なのではないのか。また前菅首相と同じような、主権放棄の事なかれ対応を馬鹿の一つ覚えのように繰り返すつもりではなかろうな。民主党政権を放置し続けることは本当に日本存亡の危機である。菅直人などは国会議員のバッジをつけている資格もない。責任を取って議員辞職をするべきだ。それから、当然のことであるが、即刻解散総選挙を行ない、日本の根本的な安全保障のあり方を憲法改定を喫緊の中心テーマとして国民に問うべきである。日本という小さな我が家の住人は、武闘派のヤクザに囲まれて暮らしているようなものである。いつまでも敗戦国の負け犬根性を引き摺りながら奇麗事の理想主義と、メディアによる催眠術のような大衆操作に身を委ねるだけで生き続けることが出来るとあなたは本気で思うであろうか。