龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

馬鹿の感覚

自民党石原伸晃も随分と痛い政治家だな。聞くところによると、手かざしの宗教を信仰しているようだが、もっと集中的に頭をかざしてもらうべきだな。民主党が小沢を切れば、自民党として消費税法案に賛成することもあり得るとの考えを表明したようだが、言っていることが文脈的におかしいではないか。政治家としてのセンスを疑うものである。これが小沢が消費税増税に反対しているから民主党内で意見がまとまらず、法案を国会に提出できないでいる段階で、小沢を切るなら自民党は賛成すると言うのなら、話しの筋道はまだ通る。それであっても厳密に言えば、まだおかしい。小沢を切ることが大前提になっているからだ。正しい日本語で言えば、自民党は消費税増税に賛成だから反対している小沢を切りなさい、であって小沢を切れば賛成するということであれば政治家として守るべき価値観が転倒しているではないか。消費税よりも小沢の失脚の方が大事なのか。いずれにしても現時点では民主党内で強行的にであれ法案が閣議決定されていて、あとは採決を待つ段階にきているのである。大連立の条件として小沢を排除しろと言うのであれば、これまた話しの筋道は通るが、今の時点で民主党が小沢を切ることと自民党が法案に賛成することは何の関係もないではないか。ナンセンスである。ナンセンスであるという以上に、個人の思想信条の弾圧であって、民主主義の否定であるとも言える。法案成立と一政治家の排除を無意味に交換条件にするなど、決して許されることではないはずだ。それをまた民主党の岡田が野党の意見も取り入れて合意形成を図るべきだという感覚もわからないし、マスコミが嬉々として増税への道筋を固めるように報じる姿勢もずれている。自民党が取るべき態度は、マニフェスト違反の民主党に消費税増税を主導する資格はないから、解散、総選挙をして国民に信を問いなさい、ということだけなのである。それが何よりも国民にわかりやすいメッセージであり、また自民党支持の上昇につながるのである。民主党自民党が連携して小沢を排除しようとする姿勢は、小沢と言う政治家が代表している消費税増税反対の声を抹殺しようとするものであり、それはファシズムに他ならないのだ。民主党の野田や岡田、そして自民党の石原はファシズム政治と健全な民主政治の違いをわかっていないように見受けられる。言論も含め、日本は全体的に何かが狂っている。