龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

日本の政治劇

どうも自民党の谷垣総裁も、この期に及んで民主党に対して解散を求めているのか、それとも単に消費税増税に協力的な姿勢を示しているのか、よくわからないようなニュアンスの口振りになってきた。これも野田総理との密会の影響が表れてきているようにも見れる。まあ、良く言えば政治家とすればかなり善人なのかも知れないな。嘘が付き通せないと言うのか、肝心の場面で毅然とした態度が取れないで怯んでしまっているようにも見れる。谷垣に比べれば、民主党の野田や岡田の方が明らかに悪人(嘘つき)だな。しかし善人なら善人らしく、もっと国民の方に顔を向けたわかりやすい政治に徹すればよいものを、中途半端というのか、どうも物足りなさが否めない。申し訳ないがはっきり言わせてもらうと、谷垣は善人かも知れないが、党首としては器量が小さすぎるのである。民主党との対決姿勢を自らの権力浮揚に利用するだけの知恵も腕力もないし、茶番を演じ切って国民を騙せるだけのパフォーマンスの才能もない。本来なら自民党にとっては、せっかくの政権奪取のチャンスであるというのに何とも情けない話である。民主党であろうと、自民党であろうと政治活動そのものに膨大な税金がつぎ込まれていることを忘れないでいただきたい。要するに選挙の勝ち負けだけでなく、政治の質そのものに責任を持て、ということだ。まあ、そんな高度なことを期待しても気の毒なだけかも知れないが。器量と展望なき政治劇の中で、政局は混迷の度を深めるばかりである。元々、日本には政治演劇はあっても、政治がないのである。セリフを忘れた大根役者が、右往左往している。