龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

政府は平気で嘘をつく 3

ということは、女子大生が既に殺害されているのであれば、外務省が公表している内容は当初のマスコミ発表が“女子大生が日本大使館に駆け込んだにも関わらず、事件性がない”とされていたことに疑問を持つ人が多かったので、金が無くなって大使館に泣きついてきたとの嘘の状況説明と共に、その女子大生が二重国籍を持っている在日の人間であるかのようにミスリードさせる作文ということになるであろう。マスコミの情報操作には、いろいろな方法があるが、基本は無視するか、針小棒大に煽り立てるかのどちらかである。マスコミにとって好ましくない動きは無視してまったく書かない(放映しない)が、世論の外堀を埋めることによって政治介入する場合は徹底して洗脳するように書き立て(放映し)続けるのである。あとはその変形である。無視するにしても、煽り立てるにしてもマスコミは意図的な嘘はつかないと考えている人が多いように見受けられるが、その考えは間違っている。何度も繰り返すが、時と場合にもよるが、政府もマスコミも平気で嘘をつくものなのである。だから我々は、日常の情報に相対する上で思考のコペルニクス的転回が必要なのだ。なぜなら天動説か、地動説かというような、つまりは生きているか、死んでいるかのような根本的な部分で嘘をつかれてしまうとあまりに簡単にころっと騙されてしまう人があまりに多すぎるからである。これは情報操作のいわば手品のようなものである。どんなに注視していても、無意識に信用してる部分が死角になって騙されてしまうのだ。今回の韓国での女子大生失踪問題でも、4月19日にJ-CASTが大使館の職員が女子大生を保護した時の状況を報じると、2ちゃんねるのような掲示板ですら、その情報そのものがでっちあげの真っ赤な嘘だと考える人間がまったく出てこないのである。私はこの状況はかなり危険な状況だと一人で危機感を抱いているのだ。かなり広範に深くマスコミによるマインドコントロールが進んでいるように思えてならない。もちろん今回の女子大生の問題では、外務省やマスコミが本当のことを伝えている可能性もある。というよりも常識的にはそちらの可能性の方が高いであろう。人によっては確信もないのに憶測だけで世間を惑わせるようなことを言うなと、不快感を持たれる方もいるかも知れない。しかし私にとっては、私なりに重要な問題なのだ。国家の嘘にいかに立ち向かって生きるか、という人生最大の問題である。所詮はひとごとではあるが、なおざりに有耶無耶に済ませられるようなことではない。また気取った言い方をすればメディアリテラシーの問題でもある。メディアリテラシーの基本は自分の頭で考えることだ。自分の頭で考える習慣がなければ、誘導されるばかりで直感が働かないのである。嘘を見抜く上で最も重要な能力は直観だ。直観は必ずしも正しいとは限らないが、決して無視することはできない。私の直観は私に、今回の女子大生失踪問題における当局の発表は嘘だと伝えている。女子大生は既に死んでいると言っている。いや、あるいは生きているのかも知れないが。とにかく政府は平気で嘘をつく。特に民主党は嘘をつくことを意に介しない人間の集まりだ。原発事故の問題でも福島県の住民に対し退去勧告が10キロ圏内とか、20キロ圏内とか言っている事故発生後1週間ぐらいの段階で、どう言う訳か、IAEAにだけはSPEEDIの情報が報告されていて在住外国人にはそれぞれの政府から80キロ圏内からの避難勧告が即座に出されていたではないか。どういうことなんだ。日本の政治が日本人の生命など屁とも思っていないことの証拠ではないか。これでは殺人事件の一つや二つ、日本人の生命の一つや二つ、外交関係や海外旅行の安全イメージを優先させて、もみ消すことぐらい何でもないということになりかねない。要するに疑う私よりも、疑われる権力の品性にこそ問題があるということだ。
続く。まだ言い足りないがあまりに腹が立つと夜、寝れなくなる。私はこれから読書をして気分を落ち着けて明日を迎えるのだ。