龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

警察官の犯罪について

警察官が準強姦罪とは情けない限りであり、地元民としても大変、恥ずかしい。このような警察官の不祥事があると必ず、綱紀粛正、規律徹底の必要性が言及されるのだが、現実には何も変わらない。何故変わらないのかと言えば、私が考えるところ、本当に責任を取るべき人間が責任を取らないからである。今回の事件で見れば、大阪府貝塚市の二色の浜海水浴場で警察官が専門学校生の女性に酒を一気飲みさせて泥酔させ、砂浜に置いてあったゴムボートでわいせつ行為に及ぶまでの経緯が相当に強引である。それも平日とは言え、信じられないことに衆人環視の中で平然とそのような犯行を行なっている。ここから何が推測されるかと言えば、この警察官たちは、普段の警察業務においても一般市民に対してかなり強圧的な取り締まり、取調べを行なっているのだと思われる。絶対的な国家権力を背景に、倣岸不遜な態度で善良な市民を押さえつける態度が、習慣的に染み付いてしまっているのであろう。だからこそ、仕事を離れてプライベートで遊びに行っている時にも、酒を飲むなどして一旦はめを外してしまうと、このような振る舞いに至る心の抵抗感が民間人よりも小さいのだと思われる。日頃から正しい人権意識を持って、適正、適法な取締り、取調べを行なっている警察官が、非番の日とは言え、このような犯罪行為に及ぶとは到底、考えられない。よってこのような事件は逮捕された当事者の問題であると同時に、警察組織の体質的な問題でもあるとも言えよう。組織体質を改めるにはその組織のトップが罰せられなければ、結果的に何も変わらないということになって当然である。組織のトップとは言っても警察庁長官まではさすがに距離があり過ぎるであろうが、少なくとも、直属の上司であり管轄地域統括の責任者である警察署長は責任を取って免職されるべきである。当然、退職金など1円たりとも支払われるべきではない。いじめの問題とも同じであると思われるが、発生してしまった事件や不祥事に対して決してうやむやにせずに責任を取るべき人間が、きちんと責任を取ることが何よりも重要であると言えるであろう。警察官の犯罪を軽く見るべきではない。公務員という人種は、基本的には全て同根である。