龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

熟れ過ぎたトマトのような夏の時間が
私の部屋の中にじっと鎮座している。
窓を開けると、
訪問者のように風が入ってきて、
緑のカーテンを揺らし
そっと時間が流れ出す。
何も悲しくはない。
何も虚しくはない。
表皮が破れて
今にも汁が垂れこぼれそうな
この夏の時間があるだけだ。