龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

ボクシングファンを馬鹿にした判定

日本の恥だな。もはや日本も、そんなに世界に誇れるお国ではないけれど、それでも恥だよ。何の話かって?ボクシングだよ。亀田興毅の防衛戦のことだ。本当に腹が立つな。韓国で防衛戦を行うと言うから、敵地に乗り込んで、サッカーの国際試合同様の因縁の日韓戦とかのイメージで盛り上げて、華々しくKO勝ちして人気を回復すると言う興行のシナリオは見え透いていたが(おそらくTBSが考えたのだろうが)、それでも世界ランキング14位とはあまりにもしょぼいなと白々しい気持ちで、テレビの前に座って見始めたのだけれど、何だよ、これは。韓国の孫正五とかは、試合開始前の国歌斉唱の時から、やる気があるのかないのかわからない全然、緊張感の感じられない顔をしているものだから、果たしてこれは八百長かなと思っていたが、1ラウンドのゴングが鳴って見れば、パンチのスピードは全然ないし、パンチの打ち方も素人のような腰の入っていない手打ちだし、振りかぶるモーションは大き過ぎるし、防御も下手だし、これでは世界に挑戦できるレベルではなことが一目瞭然ではないか。韓国のミッキー・ロークが出てきたと、思わず、あちゃーと頭を抱えそうになったわ。こんなのにKO勝ちしても何の値打もないと、興醒めした気分で、ボクシングではなく興行の馬鹿らしさを値踏みするような目で見ていたのだが、ところが、どっこいラウンドを重ねるごとにミッキー・ロークが、いや韓国の選手が気分に乗って強くなってくるではないか。猫パンチが、依然としてスローモーではあるが、本物のボクサーの強打に変わってくる。つまりは亀田が弱過ぎるということである。正直に告白するが、私は非国民のように、かませ犬の孫正五の方を応援して見ていた。昔からの一ボクシングファンとして言わせてもらえれば、亀田興毅のこれまでの7度の防衛は、すっきりしないという以上に胡散臭過ぎる。努力をしているのはわかるし、弱くはないけれど、世界チャンピオンの強さではない。それがこの試合で皮肉にも証明されたようである。26戦20勝(6KO)4敗2分けの平凡な戦績の、タフなだけで、これと言った見どころのないような選手相手に苦戦するだけではなく、ダウンまで喫しているのである。酷な言い方かも知れないが、才能的に見ればどっこいどっこいなのだと思う。興毅の方が、ボクシングスタイルは洗練されていて、綺麗だけれど、それだけのことで、電光石火の如き爆発的な力を持っていない。他の日本人王者には、王者に相応しいその才能を持っているのに(井岡とか、山中とか内山であるが)、平凡な興毅が偉大なチャンピオンのように防衛を重ね続けられる理由がわからない。これこそ、陰謀ではないのか。今回の試合も、さすがに敵地ということもあり、いくら何でも判定勝ちと言うことにはならないだろうと、これまでの不正判定の帳尻が引きあわされる瞬間を祝福する気持ちで判定の結果を待っていたものだが、呆れた事に韓国人の簡単な足し算能力のあまりのお粗末さゆえにコール寸前に番組が終了した事には笑わされたものである。しかしその後のTBSの報道番組、NEWS23の冒頭で何事もなかったように亀田興毅選手が判定で8度目の防衛を果たしましたと伝えられた時には、ひっくり返りそうになったわ。なんじゃ、それは。誰が、どう見ても、亀田の負けではないか。これは、日本とか韓国とかの問題ではない。亀田兄弟の独占放映権を有しているらしいTBSが怪しい。TBSは本当に腐っている。こういうインチキは日本国内のヘイトスピーチよりも、由々しき問題である。ともかく興毅には、伊藤博文のように暗殺されることなく、無事に帰国してくれることを願うばかりである。