慰安婦像の撤去の見通しが立たないどころか、一部では慰安婦像の設置数が増えていると言う情報があるにも関わらず、使い道のよくわからない１０億円もの金を韓国に対して拠出することを閣議決定する。これがまさに自民党の政治であり、自民党の金の使い方である。このような金の使い方をしていれば、国の借金が増えていくのは当然のことではないのか。そのツケを何で我々、国民が負担しなければならないのか。自民党的感覚の最大の問題は、自分たちが考えるところの大義とか意義に多額の金を投ずるのに、その結果に対しては責任を持とうとする気持ちがまったく感じられないところにある。そういうことが長年、積もり積もって膨大な赤字財政が形成されているのである。自民党及び日本全体の政治は、そもそも生きた金の使い方をしようとする気がまるでない。「死に金政治」以外の何物でもないのだ。政治の金の使い方に対しては、その大義や意義よりも、結果に対して常に責任を持ってもらわなくては、増税でツケを支払わさられる国民にとってはたまったものではない。韓国に供与する１０億円の金は、自民党の政治資金で賄われるべきである。そうでもしなければ、日本はいつまで経っても、ばら撒き、死に金政治から脱却することはできない。あるいは期限を定めて、たとえば年度内に韓国内及び韓国外における全ての慰安婦像が撤去されない場合は、１０億円の拠出金を自民党の政治資金の負担とするとすべきである。日本には自民党の政治しかない。野党が何を言おうが、所詮は自民党の亜流でしかないのだ。だから我々は、都合よく作られ、コントロールされた民主主義を過信することなく、自民党の金の使い方に対してもっと注意深く目を光らせ、意見していく必要がある。
