龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

命がけの早食い競争

近年、発生している都市直下型の大地震は、どれがどうのということではなくて基本的には全て怪しい。しかしこの話題はこれ以上は述べられない。なぜなら全ては監視されているからだ。ということでもう少し安全な話について触れさせてもらう。私の精神衛生上の健康のためにも。
おにぎりの早食い競争で参加者が死亡か。そういう馬鹿な競技は止めてくれよ、と言いたい。下品だし、見た目にも美しくないし、そういう競技で勝利することに何らかの価値があるのか。自己責任だから主催者には責任がないという意見もある。確かにそうである。自己責任であることを誰も否定はできない。しかしである。その上で言いたいことであるが、たとえばF1レースであるとか、ボクシング、ハングライダーなど一歩、間違えれば死亡事故に結びつく競技はたくさんある。しかしそれらの危険な競技は主催者も、選手も共に死のリスクを認識し、了承したうえで、そのような重大事故にならないよう安全性にくれぐれも留意して実施されているものである。それでも何年かに一度は死亡事故が発生するということである。しかし食べ物の早食い競争が根本的にそのような競技と異なるところは、たとえばおにぎりを早食いして死ぬ可能性があるなどという覚悟とか危機意識を、主催者も参加者もおそらくはまったく持たないままに運営されているであろうということである。そしてそのリスク管理の欠如が、今回のような悲劇を生み出しているものである。リスク管理の意識がなければおにぎりの早食いは、時にF1レースやボクシング以上に危険であるということだ。反対に言えば、リスク意識がないからそのような馬鹿げた競技が開催されるのである。個人的なことを言わせてもらえばもう20年ぐらい前のことであるが、知人の結婚式の2次会に招待されて出席し、その場のゲームで早食い競争をさせられたことがある。4人ぐらいが1チームになって数チームがリレー方式で早く食べ終えるスピードを競うのである。1番目の人は確かバナナで私もバナナであればまだ良かったのだが、2番目の私に出されたのが大福もちだったのである。そのゲームのルールを考えた人はもちろん悪気など全くないであろうし、食べる人の能力というか向き不向きもあるであろうが、大福もちを水なしで早食いすることは苦しいし危険でもある。私はのどに詰まらせそうになってしまって、むせるところまではいかなかったが、多くの人の面前で咳き込んだり、吐き出したりするとその場の雰囲気を台無しにしてしまうなどと心配する内に、腹立たしくも、馬鹿らしくなってきてゲーム自体は続行したが、早く食べることを放棄してしまったものである。結果的に私が大福もちを何とか食べ終える頃には、他の3チームは皆ゴールするかゴール寸前まで行っていたように記憶しているが、それでよかったのだと思っている。何が悲しくて水なしで大福もちを早く食べさせられなければならないのか。たとえ結婚式の2次会の場であろうと、そんな心の貧しいことをやりたくはないわ。それに一歩間違えば、私も大福もちをのどにつまらせて死んでしまっていた可能性も無くはない。仮にそうなれば、それも自己責任になるのであろうか。馬鹿らしい。実をいうと私はその時のことを今でも恨みに思っているのだ。とにかく子供たちも真似をすることだから、何かの余興などの場で早食い競争などしないでいただきたい。そういうことをしたところで美しくないだけでなく、面白くもないのだから。