龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

日本人の意識と陰謀史観

皆さん、と言っても読者はごく少数の方ですが、明けましておめでとうございます。今年はどういう一年になるのでしょうか。毎年、年初に思うことですが、天地の荒ぶる災害のない平穏無事な一年であって欲しいと願うばかりです。しかし今の日本は、いつ大きな天災が発生して多くの人命が失われることとなってもおかしくないような、いや、おかしいと思ってはいけないような瀬戸際のとば口に立たされている日常感覚に麻痺しまっているが如き状態が継続しております。これは一体、どういうことなのでしょうか。我々日本人には一体、何が問われているのでしょうか。何が問題なのでしょうか。それとも何も考えず、何も感じずに、運命だと信じ込まされている筋書きに従って、少しずつ切り取られるように、抵抗する気力を失ない万事を諦めつつ、滅亡、絶望の淵に沈みこんでいかなければならないのでしょうか。年明け早々に悲観的で暗い話しばかりするなと叱られそうですが、事の真相や本質を垣間見ることもなく正月番組を見るように、ただ能天気に、痴呆的にといっても良いかと思われますが、漫然と生き続けることが、息(生き)苦しい感慨を強く私は持つものであります。全ては「意識」の問題だと感じられます。個人の意識ではなく、日本人全体としての意識です。前回、私は我々日本人の生活は、微罪を厳しく罰せられることで社会的に統制、管理されていると述べましたが、統制、管理されているものの「本体」が何なのかと言えば、社会秩序や正義などではなく、日本人の全体としての「意識」そのものだと思われます。そして、その意識の在り様が、災害と深く関わっているように考えられます。このようなことを申せば、常識的な考えの人からは、荒唐無稽な陰謀論に過ぎないとして嘲弄されたり、無視されるのでしょうが、果たして本当にその「常識的な物の見方」が正しいのでしょうか。心の底から一片の疑いもなく、そうだと言い切れるのかと問いかけたいのです。日本においてこの10年、或いは20年に発生している地震や台風、大雨などによる被害に対して、不自然さや不可解さを感じたことはないですか。確率論的にも、統計学的にもおかしい、多過ぎるのではないかとは全く思わないですか。もしそう思えないのだとすれば、私の目には、それこそが統制された意識による末期的な症状だと危惧されます。そして今、日本人はいつ南海トラフ地震が発生して何万人、何十万人もの死者が出ても、その事実を粛々として受け入れなければならない報道に日常的に晒されております。危機管理が悪いというつもりはありませんが、今後10年とか20年以内に70%や80%の確率で起こると断言し得るほどの科学的な根拠や予測の精度があるのであれば、直近の熊本地震において(その他の地震についても共通して言えることですが)、震源が連鎖、分散して同時多発するような不可解さや、本震と余震の区別がつかない奇妙な揺れ方の解明をする方が、重要性が高いと言えるのではないでしょうか。そういう疑問を等閑にしたままに、危機管理と言う名の下で、来るべき南海トラフ地震の恐怖だけを煽り立てるような報道は、何かおかしいとは思わないですか。だからと言って陰謀論が必ずしも正しいとは私も考えませんが、陰謀論の疑わしさや信憑性の有無も含めて、いやそれと同等に日本の権威筋による説明や報道は怪しいというか、釈然としないところが多く感じられるものです。私の率直な印象で言えば、その原因は一般的な市民よりもマスコミや政治の方が本心では陰謀論を信じていて、タブー視し、忌避しているところの不自然さにあるように感じられます。結局のところ、日本の陰謀論の本質とは何かと言えば、戦前、戦中から一貫して言えることでしょうが、知っているべき立場の人間が、実のところ何もわかっていないということであって、流言蜚語が拡散しやすい土壌があるということなのです。それゆえに政治やマスコミは常に微罪を罰するように、いやそうすることで、国民意識を監視し、意識の焦点を逸らさせ、別の対象に誘導する必要性に迫られていると分析されるものです。よって日本人にとっての陰謀論は、いろいろな意味で日本人全体の精神性に深く内在した問題であると言えます。常々、思うことではありますが、戦後の日本と言う国は、そして日本人の生活とは何なのでしょうか。資本主義の枠組みにおけるシステムの中で、金儲けのことだけを考えて、それ以外のことに関しては目を逸らしていることが正しいのでしょうか。そういうことの全体性が私が指摘するところの、日本人の日本的な意識の問題です。この日本人の全体意識について、皆さんと、いや少数の読者と一緒に考えていきたいと思います。私がこのような内容について言及すると、どういう訳か、必ずといってよいほど局地的に大きな地震が発生しますので、その関連性も含めてよく観察していただきたいと思われます。