龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

社会の本質と国民の意識

腹が立つなあ。こういう記事を読むと、血圧が上がるんだよな。それに仕事も忙しいというのに。腹立ちのあまり文章が乱れるかも知れないが、お許しいただきたい。良識ある判断力をお持ちの皆さんにお聞きしたいが、TBSの社長が山口氏の問題に言及して
「当時警察から、問い合わせがありました。しかし、詳細は明かされず、本人も詳細は語らず退職したのが実態」などと述べているが、どうお感じになられるであろうか。巨大マスコミ企業のトップに立つ者が、このような子供じみた言い逃れが世間に通用すると考えているのであろうか。警察がTBSに詳細を明かしたかどうかは、関係ない。取り調べの段階で、犯行の詳細に踏み込んでまでTBSに説明しないであろうが、常識的に考えて女性からレイプの被害届が出されているということはTBS側は知らされていたであろうし、TBSはその情報に基づいて、山口氏に対し事情聴取がなされていたはずである。ここまでは誰が考えてもわかることだ。その後が問題である。「本人も詳細は語らず退職したのが実態」などという弁明は、成り立たない。当時、現職のワシントン支局長という要職にある者が、レイプの容疑を掛けられて警察の捜査が入っているのである。社会に対して多大なる影響力と責任があるTV局が、そのような中途半端な態度で問題を放置すると思われるであろうか。常識的に考えれば、TBS側は山口氏の容疑が真実であることを掌握したのちに、TBSに累が及ばないように自主退職させ、その上で問題が表面化しないよう政治工作が行われたのだと推測される。今やレイプは大変な重罪である。立件化されれば執行猶予もつかない実刑判決となるケースがほとんどである。こういう案件をもみ消すには、その辺の国会議員程度では難しいであろうし、安倍総理かその側近が関与していることは、ほぼ間違いないものと私は考える。詩織さんも、インタビューで警察が詩織さんに述べた『障壁』として、
『TBSだから難しい』『相手が政権側の方ととても近しい』『山口氏がTBSを辞めたという話しが入った途端、(逮捕へ)いけるかもとなった。何なんだろうと思った』と語っている。そこに一片たりとも、嘘やごまかしがないことは明らかである。
その上で私自身の私見を述べさせていただきたいが、安倍総理は法律を作る立法府の最高責任者であろう。法を作り、一国の法治体制を維持するべき政治のトップが、このような卑劣な犯罪者の手助けするようなことが事実であれば、まさに犯罪的な行為であって、総理としてよりも一政治家として明らかに不適格である。議員辞職が求められるべき問題である。また自民党自体にこのような体質が染みついているのであれば、廃党も含めて、党の存続が問われるべきだと思われる。安倍総理は女性の社会参画や権利の向上を推進することを公約として訴えてきたものであって、自らの権力を乱用して、個人的な関係性に配慮し、レイプをもみ消すようなことがあるのであれば正に万死に値する。またこのような疑惑が看過されるような社会であれば、大手マスコミの幹部職にある者が、在職する企業のイメージとマスコミの正義性を揺るがすような破廉恥な罪を犯した場合は、政治とマスコミの癒着構造から、常にスキャンダルが事件化する前にもみ消されるような不正が常態化することになる。そして我々一般人は、マスコミと政治が喧伝するところの「痴漢撲滅」などの偽善的なキャンペーン活動の餌食となって、一定割合の冤罪リスクを社会コストとして受け入れなければならないこととなるのである。果たして、こういうことが許されるのであろうかということだ。とは言っても、まあ「意識の在り方」に関わる問題なので、一般大衆に問い掛けても手ごたえのある反応を期待することは、なかなか難しいとは思うんだけどね。日本社会におけるマスコミの位置づけや役割とは、報道番組だけでなく、バラエティー番組やお笑いなども含めて総体的に、国民を「洗脳」するための「道具」なんだよ。だからこういう問題に対して、野党も積極的には追及したり、糾弾したりすることは出来ないんだよな。政党だけでなくマスコミが一致団結して守ろうとしているものとは、実は戦後日本社会における為政者のフィールドとしての「腐敗構造」なんだけれど、そういうことがこういう問題に際して、時として顔をのぞかせるということなんだ。おわかりいただけるであろうか。宗教と一緒で、日本の統治体制に深く、深く洗脳されている人々には、何を言ってもピンとはこないのであろうな。はあ、私の人生は、本当に腹立たしくも孤独な毎日である。