龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

形骸化した民主主義と安全保障上の危険性

ここまでくどく説明しなければならないことが情けないのであるが、稲田氏の発言の真意は全体の文脈から考えると、日本の安全保障上の観点から考えると政権与党である自民党の候補者に投票してくれた方が賢明であるということを言いたかったのであろう。それが言葉づかいを誤って、「防衛省自衛隊としてお願いしたい」という言い方になってしまったものであるが、そもそも言わんとしていることは(私は自民党を支持はしないが)事実であるし、訂正して謝罪しているのだから何の問題もないはずである。むしろ謝罪する必要性もないくらいだ。それに自民党候補者に投票することが日本全体や大都市東京の安全性とどのような関連性があるのかということについては、これは国民全体にとって無視できないきわめて重要な問題なのであって、今の政治とマスコミの馬鹿騒ぎでうやむやにしたり、等閑にされることの方が犯罪的と言えるほどに罪が重い。私は正直に言って、東京都議選はともかくも国政においては、今、自民党の支持率は低下しているようだが、自民党が政権与党から外れて下野することになり、まかり間違って民進党など現在野党の勢力が、かつての民主党政権と同じように返り咲くようなことになれば、日本の安全保障において非常に由々しき事態だと考えている。民主党政権時に発生した東日本大震災と同様に、自民党が下野すれば、南海トラフ地震が起こるかも知れないとも心配している。地震と政治と何の関連があるのだと聞かれても、答えにくいのでそういう質問はしないで欲しいが、何の関連もないかもしれないが、ただ単にそう思っているだけである。ともかくも私の記事を一つでも読んでいただければおわかりの通り、私は自民党など全く支持していないし、腐敗、堕落の極みにある政党としてただひたすら嫌悪するのみであるが、それでも悲しいかな、日本には自民党の政治しか現実的にはないのだし、選べないものである。いや正確に言えば、自民党以外を選択すればいけないし、「危険」なのである。こんなに腐敗した政党である自民党しか選べない日本の現状をどのように改革していくのかということであるが、私一人の頭で考えるにはあまりにも荷が重すぎる問題である。悠長に構えている余裕は日本にはもうない。日本は国民全体が心の底から真剣に変えようと思わなければ絶対に変わり得ないものである。政治とマスコミが演出するような馬鹿騒ぎに巻き込まれることなく、是非一人でも多くの人が日本が直面しているであろう危機に対して、本質的な思考を推し進めていただきたいと願うものである。