龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

日本人の精神年齢

マッカーサーが日本人の精神年齢は13歳の少年のもののようだと言ったとか、GHQによる日本の敗戦後の占領、弱体化政策として、日本人の精神年齢を13歳程度に押しとどめて、それ以上に成長させないようにするといった話しがある。戦勝国側の見方とは言え、随分、日本を馬鹿にした傲慢な考えであるが、私がアメリカのハリウッド映画を見る限りにおいては、アメリカ人の精神年齢もはっきり言って、さほど高いとは見えないものである。あのような宇宙人や巨大隕石の襲来に対して、地球人が一丸となって戦うとか、愛する者を守るために宇宙へ飛び立つといった類の映画ばかり、飽きもせずに作られているのは、何歳程度かは別にして、アメリカ人の一般的な精神年齢が高くないせいであろう。しかし日本の特質として見れば、日本人の一般大衆は教育レベルも高いし、よそ者に対しても親切だし、遵法精神も発達していてアメリカのように治安も悪くないものであるが、確かに政治家であるとかマスコミに属する人間の精神年齢は、戦争後70年以上経た今日であろうと13歳程度だと指摘されても、否定できないもののように感じられる。日本人は末端の国民は真面目だし、正直者の割合が極めて高いのだが、政治やマスコミが幼稚過ぎるのである。これははっきり言って、救いようのないレベルだと考えられる。今回の稲田氏の発言問題についても、謝罪、訂正しているにも関わらず、新聞社の記者たちは、何をどうさせたいのかよくわからないが、「防衛省自衛隊としてお願い」と確かに言ったではないかと繰り返すばかりで、これでは小さな子供が母親に対して、あのおもちゃを買ってくれると言ったではないかと駄々をこねているのと同じである。大阪府の松井知事の発言も辞任する必要はない、政局や選挙に利用するのは違うなどと言っておきながら、その二日後に、辞任しないのは不思議などと手のひらを返したように正反対のことを言うようでは、子供じみた態度にしか見えないものである。日本の政治や報道はこのような子供っぽいことばかりをしていて、恥ずかしくないのであろうか。恥を知れという思いである。だからもしアメリカの日本に対する弱体化政策があったのだとすれば、今も確かに、日本の政治とマスコミにおいては、歴然とした効果が継続しているようである。そういうことで小さな子供に対して何を言っても同じだとは思うが、もっと他に考えるべきことがあるでしょう、しっかりしなさい、いつまでも子供気分で甘えているのではなく、いい加減に成長しなさいと言いたい。見かけだけは大人であるのに、中身が子供というのはとても恥ずかしいことなのですよ。ああ、情けない。切腹した三島由紀夫の気持ちがよく分かるわ。本当に日本の政治と報道を覆うこの大人になり切れない子供っぽさは、いかにして打破していくべきなのであろうか。誰か教えていただきたい。