龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

霊感と政治を見る目

暑いですな。疲れましたわ。昨日、今日と朝早くから起きて、京都の会場で仕事をしていたが、それも終わったので一段落である。疲れていて、頭が回らないので下らない話しをしますが、皆さんには「霊感」がありますか。夏と言えば、幽霊である。私は今まで自分に霊感があるなどと思ったことは、一度もないのだけれど、もしかすると少しはあるかも知れないと今は思っている。なぜかと言えば、昨日TBSが例の如く恒例のような幽霊番組を放送していて、私がちらっと見た場面では、どこかのイタコが大原麗子さんの孤独死の真相を、彼女の霊を憑依させて語っていたのだが、私は2~3秒見るなりこれはインチキだとわかったというか、そう確信したからである。それでTBSという放送局は本当に仕様の無い、社会悪のようなマスコミだなと思いながらチャンネルを他局に変えたのであった。そうしたところ翌日の今日、TBSの心霊番組で「心霊写真」に合成の疑いとして、YAHOOニュースに記事が掲載されているではないか。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6247603

これも広義に言えば、霊感みたいなものである。特に絶対的な根拠はないけれど、ぱっと見てああ、これはやらせだとわかるのである。わかると言うか、厳密に言えば、自分がそう思っているだけかも知れないが、それでもわかるものはわかるのである。そしてそのような感覚は政治や報道を見る目も、同じだと思うのである。だからヤラセの番組を見て、ヤラセだとわからない人は、絶対に政治や報道の嘘やごまかしも見破れないということなのだ。まあTBSはちょっと程度が低すぎるから、大して自慢にはならないことだけど、我々日本人はもっとこのような嘘を見抜く霊感なり見識を日々、養っていかなければならないと思うね。そうでないと生きている我々の存在性が、政治やマスコミに幽霊化されてしまうことになってしまうよ。但し、私は幽霊話だからと言って何でもかんでもインチキだというつもりはない。真実もあるのだと思う。たとえば、まだ読み始めたばかりだけれど、3.11後の霊体験を広範に取材して書かれた奥野修司氏の『魂でもいいから、そばにいて』(新潮社)は、信憑性があるし、死者に対する敬畏の気持ちも感じられる。それに比べてTBSの幽霊番組は腐っているとしか言えない。ああいう番組を何気なくであれ見ていると、私は人間がダメになってしまうと考えている。夏だから、暑いから、幽霊の嘘が許されるとでもいうのであろうか。