龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

23年間の記憶と疑惑

日本の政治家や元政治家どもはこのことについて論理的に言及されることを快く思っていないという以上に恐れているようにも想像されるが、日本人全体の生命に直結する重要な疑惑であるので無視する訳にはいかない。このことについて述べることは常に迷いがあるが、頭の悪い程度の低い手法で私の話題の矛先を誘導させて、政治的に全体的な認識の拡散を抑え込もうと画策するのであれば、たとえ妄想と言う範疇においてであってもフィクションでも真実への追及を促していることと同義であることを知るべきだ。ということでサッカーの話しはもう止めだ。
阪神淡路大震災地下鉄サリン事件は1995年の同じ年度に発生している。地震が1月17日でサリン事件が3月20日なのでその間隔は2か月しか離れていない。このことは私にとっては自分の誕生日を忘れないのと同じぐらいに当たり前のことだが、意外なことにもう23年も経過しているせいか年配の人でもこの二つの出来事が同年度の近接した日に発生していることを覚えていない人が多いようである。先日、ある場所で(太極拳の教室でだが)そのような会話がなされているのを横で聞きながら私は黙っていたが、世間の認識はその程度のものなんだなとの感想を改めて抱いたものである。なぜこのような話しをするかと言えば、23年前の当時もそして今も私はその二つの出来事が全く無関係で別個のものだとは考えていないし、また私はその認識について確信を持っているからである。もっと言えば私にはそのことだけが23年間ずっと心の中で燻り続け、片時も忘れることなく考え続けてきたのである。それを妄想だと言いたいのであれば勝手に言えばよい、別に私は何とも思わない。そういう人は一生、バラエティー番組を見ながらほのぼのとした日常感覚に包まれて幸福な生涯を全うすればよいであろう。私は今でも昨日のことのように鮮明に覚えている。オウム真理教の村井秀夫が刺殺された直前(前日の夜)にTBSの報道番組ニュース23に上祐史浩氏とともに出演し、筑紫哲也氏の質問に答えていた。視聴率がどれほどあったのか知らないが、その場面を見ていて記憶している人は多い思う。私も見ていた。筑紫氏が時間がないので最後の質問ですといって村井に聞いたのが、地震兵器のことであった。阪神淡路大震災地震兵器によるものなのかと問いただしたのである。私は筑紫さんがそのような質問を生放送で行ったことが、あれっと言う感じで意外に思った。TBS及び筑紫さんの意図とすれば、視聴者に対してオウムの信者がいかに麻原に深く洗脳されていて、荒唐無稽な被害妄想に陥っているかをさりげなく印象付けようとしたのであろうが、それにしても唐突というのか不自然さが感じられた。さらに意外であったのが、筑紫さんはアメリカという答えを予想してそれを村井に言わせようと考えていたのであろうが、なぜなら常日頃から麻原が信者に対して、オウム真理教アメリカから毒ガス攻撃を受けているなどと敵対視する発言をしていたことを踏まえての質問であることは明らかであったが、それに対して村井はアメリカとは言わずに「大国」だと答えたのである。筑紫さんはさらに踏み込むように大国とは米軍のことかと聞いたのだが、村井は米軍とは特定できない、いずれにせよかなり力をもった団体であると思うと答えていた。その時には私は村井の答えの中身がどのような意味を持っているのかわからなかったが今、考えるとその発言の危険性が見えてきたように感じられるものである。直感的に思うことはおそらく村井がその時に筑紫さんの意図通りにアメリカと答えていれば殺されてはいなかったであろう。アメリカではなくて、大国という言葉の持つ意味がきわめて危険であったのだと思われる。今思うことは村井は麻原に洗脳されているだけでなく、いろいろなことが世界の背後関係がよくわかっていたのだと思う。その上でさらに危険なことに元々の性格だと思われるが、誠実で正直なところが根にあって、たとえ嘘をついていても知っていることを隠し続けることが難しいところがあったように感じられる。それとは正反対に上祐は、ぺらぺらと喋り捲っているだけの男のようであるが、本当に危険なことは絶対に口を割らないところがあるように私には見えた。だからその日のニュース23の上祐も何で村井は余計なことを喋るのだと憮然とした表情をしていたように私は記憶している。