龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

ベルギーに勝つための戦術

とは言っても私も日本が決勝トーナメントに進出できたことは嬉しいのでベルギー戦の取るべき戦術について述べたい。先ず優勝候補のベルギー相手に真っ向から勝負を挑んでも勝つ確率は低い。消極的だとの批判もあるかも知れないが、ここは現実的に守備重視の戦い方をすべきであろう。割合で言えば守備7、攻撃3ぐらいでよいのではなかろうか。攻撃はディフェンスからのカウンター1本に限定して、とにかくベルギーの得点を0点に完封することに専念すべきだ。完封さえ出来れば日本の得点が0点でもPK戦に持ち込めるので、そこで勝つ確率は半々になる。この戦い方は特に前回に書いたサムライの称号に相応しくないなどと他国から批判されるものでもなく正当な戦術である。サッカーは終始攻めまくっていても最後まで得点できずに、相手のカウンター攻撃一本で負けたりするものである。日本も残念ながら力量から考えれば、ベルギー戦ではその勝ち方を目指す以外に道はないのではなかろうか。ドイツに勝ったと日本に偉そうに自慢している韓国の試合も私はTVで見ていたが、ボールポゼションは65%ぐらいでドイツが優勢であった。しかしドイツにツキがなかったのかあと少しというところでゴールが決まらなかった。確かに韓国のGKの反応がよかったということも大きな勝因ではあろう。しかし圧倒的に力量が相手の方が上であってもとにかく守り切れば、こちらがわに勝機が生まれてくるという流れもサッカーでは一つの勝ちパターンである。西野ジャパンがマイアミの奇跡でブラジルに勝った時も川口がファインセーブを繰り返していて、カウンター攻撃からのほとんどまぐれのような押し込みで得点が入ったものである。韓国がドイツに勝ったり、日本がブラジルに勝つような奇跡はそういう展開の中からしか可能性は生まれないものであると考えられる。日本がベルギーに勝つ可能性も同様なのではなかろうか。PK戦狙いも別に卑怯ではないと思う。それでベルギー戦はGKの役割が重大になってくると考えられるが、今となっては川島以外の選択はあり得ないであろう。この期に及んで控えの二人のどちらかを起用するようなことをすれば舞い上がってしまってとんでもないミスを犯す可能性を無視できないからだ。GKを変更するのであれば予選リーグで替えておくべきであった。ここは川島の気迫に期待する以外にない。死に物狂いで0点に抑えてくれ。私も死に物狂いで寝ずに早朝3時から観戦しているから。あとのメンバーは90分走り切れる選手が絶対的に不可欠でポーランド戦のように原口、大迫、乾、長谷部を先発から外すような愚策を繰り返すべきではない。香川も守備力があるから先発起用すべきだ。本田の決定力が必要かどうかは試合展開にもよるが、0-0同点後のPK戦で勝負強さを発揮してくれさえすればそれでよいような気がする。