龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

生きること、書くこと 109


今更このようなことを言ったところで無駄だとは思うが、選挙も近づいてきているので一応主張しておく

ことにする。

新聞社やTV局など、高い給料をもらって偉そうな顔をしている連中が言わないのであれば、私のように

権力とは無縁の市井の民が言わなければしようがないではないか。私は特定の宗教団体が宗教上の団結力

を利用して権力を掌握し、日本を支配する構図に反対である。宗教団体が実質的に政治を動かすシステム

に反対である。民主主義とは相容れない教祖崇拝の巨大組織が民主主義の仮面をかぶり多くの国民を不安

に陥れている現状に反対である。

宗教が支配する政治の抑圧されたタブーが、社会全体にどのような結果をもたらすかは敢えて言うまでも

ないことだ。何よりもほとんどの人間が政治に白けてしまうことである。一般の市民感覚とは明らかに異

質な洗脳された集団が、本当の民意が反映されるべき政治を壊してしまえば、誰が積極的に投票しような

どと考えるであろうか。そのような馬鹿げた茶番選挙に多額の金をかけること自体、ナンセンスであると

いえるのではないのか。本来民意を反映させる唯一の機会であるはずの選挙に国民が幻滅すればするほど

投票率は低下し、日本の民主主義が益々グロテスクになってゆくという現実が目の前に横たわっている。

もう一点、これもメディアが決して述べないことであるが、ここ数年日本国内でギャングストーキング

(集団ストーキング)による被害の“訴え”が急増しているという事実がある。ほとんどの人がメディア

が報じないゆえにその言葉すら聞いたことがないのであろう。アメリカの白人至上主義組織、KKKが開

発したシステムとも言われているが、組織的ないやがらせでターゲットを自殺にまで追いやってゆくメソ

ッドである。具体的には世間一般の常識的判断とターゲットの認知を集団行動のいやがらせで次第に乖離

させてゆき、次第にターゲットが被害妄想だと診断されるような状態にまで持ち込んでゆく。それで場合

によっては警察や精神科医、会社の同僚までもがグルになってターゲットを精神病院に強制入院させた

り、悪評を流布させるなどして人格を崩壊させてしまうのだそうである。

最近、私はこのギャングストーキングの被害報告をいろいろと読んでいるのであるが、正直なところ今一

実態がよくわからない。注意深くレポートを読んだり、被害者が撮影した証拠動画を見ていると、もしか

するとこの人は本当に被害妄想に陥っているのではないかと思えるところが出てくるからである。

たとえば彼らの証言には共通するものがいくつかあって、たとえば郵便配達人であるとか、タクシー、運

送会社のトラック、救急車、消防車、頭上でホバリングするヘリコプターなどが何かの条件付けのように

登場してくるのである。タレントの清水由貴子さんが自殺する前に録音された音声ファイル上の会話にも

そのような内容が語られていた。私にはそのような体験がないから疑ってしまうのかも知れないが、確か

に何でこんな日にヘリコプターが飛んでいるのかなと思える時は私にもある。だが私の場合それでつけら

れているとか、監視されているという風には考えないのである。たまにブログを更新すると、それにタイ

ミングを合わせるようにして迷惑メールが送付されてくる。それも“条件付け思い込み”への巧妙な誘導

と受け取れなくもないが、私の場合はたとえば、自民党の地下組織が反体制的な人間をピックアップして

こういうことをやっているのではないか、そう言えば週刊文春に現職の女性閣僚が違法メールを大量送信

して逮捕された経歴のある男と婚約していた記事が載っていたから有り得ないことではないな、などとい

ろいろ想像してニヤッとするだけである。程度の問題もあるがそれほど気にはならない。

もし本当にギャングストーキングの実行部隊や指揮系統が日本国内に存在するのであれば、それはそれで

大問題であるから公安にきちんと調査してもらわなければならないと思う。しかし現時点では、被害報告

をする人の神経過敏さも少なからず現実認識に影響しているように思えるから何とも言えない。しかし一

歩離れて社会学的に分析すれば、問題は別のところにある。日本でギャングストーキングの被害を訴えて

いる人の多くが、黒幕は創価学会だと考えているようなのである。中には創価学会ではなく世界的な規模

で展開している悪魔崇拝集団とつながっているのだという人もある。それで一日24時間、365日ずっ

と監視され続けていると訴えている。確かにそのような実態があるのかも知れないが、私にはもう一方で

被害を訴えている人の非常に現代的な特徴の病理をも感じ取ってしまう。その病理とはわかりやすく言う

と、“秘密結社”や“陰謀”の問題である。これを笑い飛ばすか、それとも真剣に受け止めるかはその人

の自由である。しかしギャングストーキングの実態が実際に有るか無いかに関わらず、精神的な病理が日

本においては、“創価学会”と深く結びついていることは看過できない問題であるともいえる。なぜなら

宗教組織が裏側から権力を牛耳っているがゆえの必然的な社会現象であると見なせるからだ。

大抵の人は特定の宗教が国家権力を持つことが、政治に白ける以上に何よりも恐ろしいのである。新聞や

TVが報じないような“秘密”が国民全体の無意識に共有されると、被害妄想的な悪夢となって日常生活

に立ち現れるのである。創価学会や教祖、池田大作氏の悪口を公共の場で述べると口の悪いタレントのよ

うに社会的に抹殺されたり自殺や事故を装って殺されるかもしれないと本気で思っている人は決して少な

くないのである。私自身は親戚に熱心な学会員がいるのでそこまでは思わないが、一度でも聖教新聞を見

たことがある人間ならそのように思い込んだとしても止むを得ないものがある。あれほどまでに激しい排

他性、攻撃性と盲目的な教祖崇拝の集団のドグマが、一政党として合法的に日本の権力中枢に組み込まれ

ているのであれば、まともな感覚の国民は安心などできるわけがない。これが果たして健全な民主主義の

姿であると言えるか、答えてもらいたいものだ。創価学会は政治から手を引くべきだと思う。宗教団体が

政治を私物化し、民主主義システムを破壊する権利はないはずだ。宗教組織が国家に対してある一定以上

の影響力を行使できる力を持ちえた時には、宗教ドグマを超えた国家道徳へとシフトし脱皮していかなけ

ればならないと思う。しかし創価学会にそれが出来るとは到底思えない。多くの国民に不安を与え、政治

に白けさせ、神経を病ませているだけである。政教分離がどうしても出来ないのであれば、実質的に政治

運動団体である宗教組織の金の流れや収支報告、課税について再検討し、新たに法制化すべきであるよう

に私は思う。

一応念のために言っておくが、私は信仰者集団としての創価学会を否定しているわけではない。宗教なら

宗教らしく信心の力のみで社会変革を志すべきだ。詩人が言葉の純粋な力で社会に影響を与えようとする

のと同じである。宗教が金や数の力で直接的に権力を手に入れようとすることは俗悪以外の何物でもな

い。これ以上日本を品のない国家にしないでいただきたい。もう一つ言わせてもらえば、私は公明党より

自民党に対して言いようのない嫌悪感を抱いている。権力維持のためには民主主義の“中身”を壊して

も平気なのか、多くの国民の政治に対する絶望や不安を何とも感じないのか。

悪魔ごっこをして楽しみたいのであれば権力の座を離れて、社交クラブの中だけでやっていろよ。民主党

もまた同じである。