龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

ネーミングの問題

あれだな。先ず、名称が良くない。ネーミングの問題もあるということだ。
大体、そもそも日本人は、「秘密」という言葉に、あまりプラスのイメージを持っていないと思う。秘密と言えば、何か都合の悪い事を隠すという大衆的な先入観がある。それにも増して、秘密の前に「特定」が付けば、政府にとって何か「特別」に都合の悪いことを隠すという繋がりとなる。さらに言えば「保護」も良くない。日本人の大雑把なイメージでは、保護とは狸やイタチなどの絶滅危惧種を守るという連想となる。つまり「特定秘密保護法」とは政府にとって特別に都合の悪い情報を、絶滅に瀕した貴重な狸を守るように保護して隠すための法律というような印象となり、大衆感覚的には絶対に許せないという流れとなる。この法案の名称を考えた役人は、役人らしいと言えばそれまでだが、あまりに無頓着なのか或いは言葉のセンスが無さ過ぎるのである。これでは多くの国民が不安を感じるのも仕方ないとも言える。私ならどうであろうか、単純に「機密事項管理法」とでも名付けるのではなかろうか。大衆とはそのように表面的なイメージでだけで反対したり、賛成したりするものである。いや、敢えて言ってしまえば学者も大衆と同じである。別に馬鹿にしているのではなく、実体がよくわからないのだから当然だとも言える。だからネーミングは大切なのである。またそういう所に、朝日や毎日などのマスコミは巧みに付け込んでくる。一般市民までもが逮捕される可能性があるなどと、不安心理を煽り立てる。あくまで私が想像するところではあるが、この法律の意図する所は、「特定秘密保護法」よりも、「機密事項管理法」の方がより相応しいのではないのか。今からでも変更すればどうだ。私の考えた名称を無断でそのまま使ってくれても、新聞社のように著作権がどうのこうのとケチくさいことは言わないから。