龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

朝日新聞と偽りの民主主義

朝日新聞を真面目に読んでいると、自然と眉間に皺が寄ってくるだけでなく、時には精神が分裂しそうになる。報道ではあるけれど、その内容はいつもながらのことではあるが、誘導と工作に満ちている。その核となる思想性とは何かと考えるに平和であるとか友好であるように思われがちであるが、実際には日本という国の独立性や自主性を情報操作を通じて妨害することで、国家に対峙する報道機関としてのプレゼンスを高めようとしているだけである。これが戦後アメリカによるマスコミを傘下に収めた分断統治の正体なのであろうか。
たとえば2018年韓国の平昌オリンピックが日本との共同開催になる動きが出てきて、当然の反応ではあるが多くの日本国民から猛烈に反対する声が巻き上がってくると、朝日新聞的には機を見るに敏ということになるのであろうか、そういう状況を利用するような紙面構成となる。12月9日の朝刊一面では、「野球・ソフト東京五輪有力」という大見出しで開催都市が新競技を追加提案する権利がIOCの臨時総会で認められたことをアイキャッチとして使い、その記事の流れで、小見出しの「分散開催」として日本国内の東京以外の地方都市で特定の種目が柔軟に行われる可能性についても言及している。つまりこの一面の紙面構成で、読者(大衆)の分散開催についての抵抗感を東京五輪における国内都市の分催に巧妙にすり替えて和らげようと画策しているのである。その上で15面の小さな記事で隣国との分散開催が、施設が巨大で維持費がかさみ、五輪開催後に施設が有効に活用されない「負の遺産」となることが問題となっているなどの理由により可能となっていることについて触れられている。つまり、はっきりとは主張していないのであるが、朝日新聞は韓国が希望するのであれば、平昌オリンピックの一部を日本で引き受けてもいいのではないかということが言いたい訳である。いや、その内に社説などで大々的に主張されることになると思われるが、そのための準備というか根回しというか印象操作を行っているのだ。そして翌日の紙面からは毎日新聞などと足並みを揃え、取って付けたようにまた「ヘイトスピーチ」の問題を持ち出してきて、あたかも日本人が韓国に対して負い目を感じなければならないとでも言いたげな編集が行われている。朝日の紙面構成は大体いつもこのような感じである。一体、朝日新聞は報道を通じて何を意図しているのであろうか。報道という名の思想なき政治運動もしくは大衆に対する洗脳を行っているだけではないのか。何度も言うことだが、右翼も左翼もない。右翼と左翼という二項対立の図式があるから、あたかもどちらかの陣営に属さなければならないような錯覚に支配されていて、その錯覚が朝日新聞のような全体的な国民の意見や感覚を無視しているだけの言論機関に、民主主義の守護者であるかのような幻想の力を付与することとなっているのだ。今、我々が打ち破り、打倒さなければならない対象はこの偽りの民主主義である。偽りの民主主義が日本の国益と日本人の精神を毀損しているのである。平昌五輪や東京五輪で韓国と共同開催にするべきだと言うのであれば、日本とではなく朝日新聞が施設や運営の全ての費用を負担して、韓国と朝日新聞社との共同開催にすればよいのではないのか。日本という国は、朝日新聞社の私有物ではないのだから玩具のように三文報道で弄ばないでいただきたいものだ。