龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

語彙・読解力検定を受験する。

高校1年生の息子であるが、テニス部に入っていてクラブ活動や学校の勉強で忙しいのであろうが、とにかく本を読まないし、新聞も恐らくはまったく見ることすらしていない。TVも見ないが、自主的に活字を読んで、吸収したり消化しようとする意欲とか習慣がない。それで暇があれば、スマホばかり見ている。本を買うのであれば、私に買いたい本の著書名を連絡してくれば、小遣いとは別に本代の費用はいくらでも出すと言っているのに、何も言ってこない。活字を読まないせいなのか学校の成績も、国語や英語などの語学系が芳しくない。数学の成績だけはまあまあなので、安易な考えで理系を選択して、大学は薬学部に行きたいなどと言っている。この調子ではいけない、どうしたものかと心配していた私はある日、朝日新聞に「語彙・読解力検定」の募集広告が掲載されているのを見て、元妻と息子の家でも朝日新聞を購読しているので、これを受けさせようと決めたのであった。とは言っても息子に自主的に受験することを薦めても、何だかんだと理由を付けて拒否されるのは目に見えていたので、半ば強制的に、お父さん(私)も受けるからとにかく申し込みだけはしておくと、当日、部活などでどうしても受験できないのであればパスしてもよい、遊び感覚で受ければよいから特にそのための勉強もしなくてよいなどと言って説得したのであった。何級を選択するかについては、今後も定期的に受験させるのであれば、最初は落ちるよりも受かった方がよいと判断して、中学生レベルの3級を一緒に受けることにした。それで3級のテキストを息子の分と私の分の2冊をアマゾンで購入して、息子の分は息子が住むマンションに届けるように手配した。だが元妻から聞くところによると、アマゾンの梱包のままに放ってあって開封すらしていないということであった。それを聞いて腹を立てた私が、息子に命じて何とか開封はさせたが、その後の元妻の報告によるとそのテキストを開きすらしていないということであった。私が一通りテキストの中身を全て、目を通しているにも関わらずである。何でこの歳の私が中学生レベルの勉強をしているのに、肝心の息子がそういう態度なのかと情けなく思うのであるが、それを言うと、息子に遊び感覚で勉強しなくてもよいという話しであったはずだと反論され、何も言い返せなくなってしまうのであった。本当に苦労させられる。そういう経緯で先月6月19日に息子と二人で朝日新聞社の試験会場に出向いて、何とか受験することにこぎつけたのであった。その結果が数日前に郵送されてきた。何の社会的な意義もないけれど、その結果をここに公表する。合否の判定は、問題が「辞書語彙スコア」と「新聞語彙・読解」の二つに分かれていて、その両方が合格基準を満たすと合格になる。「辞書語彙スコア」の合格基準スコアは500点満点の410点で、「新聞語彙・読解」の合格基準得点率は60.0%であった。中学生レベルの問題で寝てても間違えないような難易度であったので、私は、ほぼ満点ではないかと思っていたが、恥ずかしながら結構、間違えていた。「辞書語彙スコア」は、500で満点であったが、「新聞語彙・読解」の得点率が95.3%で、300点満点中の286点であった。14点分、間違っていたのだ。それで肝心の息子の方はと言えば、「辞書語彙スコア」が420で、「新聞語彙・読解」が69.3%、(208点/300点満点)ということで何とかぎりぎりではあったが、合格していた。やれやれである。しかしともかくも合格であったことは息子も満更ではない様子であり、次回も受験することについては、今回のような拒否反応を見せてはいない。子供というものはそういうものである。その子の性格、能力にもよるであろうが、本人の自主性に任せていればいつまで経っても何もしない。次回は11月20日で、準2級を一緒に受験する予定である。また2冊分のテキストを早速、アマゾンで手配したところである。政治家の皆様方も是非、この検定試験を受験して、その結果内容を国民に公表していただきたいものだ。