龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

薬で皮膚病は治るのか

それでアメリカは、北朝鮮への攻撃に踏み切るのであろうか。
前回の話しの続きであるが、私が原因不明のアレルギー(後に歯に充填していたアマルガムが原因であることが判明するが)で、皮膚科に掛かっていた時に処方されていた、薬の種類と量について触れておく。薬品名は「マイザー」という名前のベリーストロング(非常に強い)ステロイド外用薬で、量は1回に付き2週間分で5gのチューブを少ない時でも6~7本ほど、症状が強く出ている時には12本ほど出されて全部、使い切るようにして下さい、と言われていた。使い切れと言われても1日、1本弱の量を使い切れるものではない。日に日に余っていく一方であった。しかし当時の私は、医者が使用を指示し続けるのだから、単純にそうする方がいいのであろうと考え、もういりませんとも言わず、できるだけ家に残っている分と新たにもらってくるステロイド剤の本数を減らすように、症状が強く出ている背中を中心にほぼ全身にせっせと塗り続ける日々が、2か所の皮膚科を合わせて計1年8か月続いたのであった。アレルギーの症状は周期的に強く出たり、ほぼ治まってもう完治したのではないかと思える時期もあった。今、考えれば治っていたのではなく、ステロイドで強力に表面的な症状を一時的に抑え込んでいるだけで、その後に続く再発は必然であったのである。2週間に一度、皮膚科に通院する時にたまたま症状が治まっているタイミングであった時には、マイザーから1ランク落としたステロイド外用薬に変更がなされてたが、その2週間後か1か月後には当然のように再発し、またマイザーに戻され、量も増えたりと、何の意味もないように思えることが淡々と繰り返されるのであった。2軒目に掛かっていた皮膚科はそのような診察が1年半継続したのであるが、その間、何の説明もなされなかったものである。病院に行けば、決まったように薬が出される、単にそれだけのことである。それでこれではダメだと判断し、その病院に行くのを止めて自分の判断でステロイドを塗ることも中止したものである。そうした所、激しいリバウンドの症状が身体に現れて、経験したことのない人間にはなかなかわかってもらえないような苦しみを味わうことになったものだが、私の無知が悪いのだと言われれば、確かにそういう面もあったであろうが、いずれにせよその時点(私が脱ステを決意した時期)においては、少しずつ段階的にステロイドの使用分量を減らし、ランクを落としていけば、副作用を最小限に抑えてステロイドを止められるような状況などあり得ないことであった。当時の私と同じような症状の人も日本には多く存在すると思われるので、是非、理解していただきたいのであるが、ステロイドを推奨する圧倒的多数の医師は、身体に蓄積されていくステロイドの弊害を無視しているか、元々無理解であり、単に患者が直面しているかゆみを止めるためだけのために、鼻歌交じりの気楽さで無茶苦茶な量が処方され続けている事態は、きわめて危険である。というよりもこのような状況が何ら社会的に問題視されることもなく放置され続けていることが、私には信じられないものである。よく聞かされる医師の説明に、ステロイドは使い方さえ間違えなければ怖いものではないという抗弁があるのだが、それは現実を度外視した詭弁であり、少なくとも皮膚科の外用薬に関して言えば、単に塗るだけのことで、使い方に正しいも誤りもないし、その処方量に関しても患者は医師が正しく管理してくれているように思い込んでいるだけに過ぎない。大体において皮膚科の医師は初診の時以外は、皮膚の患部を見ることもないのである。まあ、後の患者がたくさん待っているという理由もあるのだが、皮膚科の医師は患者の皮膚の状態を見ることもなく、二言三言、容態をヒアリングするだけで、決まったように薬を出すということがほとんどの皮膚科病院の実態なのである。この診療実態のどこにステロイドの使い方の正しいとか間違っているという判断基準が入り込める余地があるというのか。
ところで私は今、ファミレスでこの記事をパソコンに作成しているのだが、隣のテーブルでは20歳代と思しき若手の医師か看護師の男女2名づつの計4名が、病院内の人間関係の愚痴であるとか、患者の扱いや、仕事観などの話しを活発にしていて、その話しの内容が私の思考に入り込んできて、この記事の作成がちょっと困難になってきたので、ここで中断する。これも形而上的な陰謀なのであろうか。共時性なのか。私の日常にはこういうことが多くある。