龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

小説『八日目の蝉』

おいおい、黙って人様の赤ん坊を連れ去るとは何たる事や。 一体どないな神経しとるねん。 子供の親がどれだけ心配し、嘆き悲しんでるかわからんのか、この馬鹿女。 そもそも住民票も戸籍もない子供を自分で勝手に名前を付けて、どないして育てていくつもりや…

『裁判官が日本を滅ぼす』2

『裁判官が日本を滅ぼす』新潮文庫 門田隆将 第三章 犯人が消えてなくなった仰天判決 1993年1月13日に発生した山形マット死事件についての裁判である。被害者の児玉有平君(当時1 3)は、体育館の用具室(マット室)の中で、円筒形に巻いて立てられ…

『裁判官が日本を滅ぼす』1-2

以下は私の感想である。作者はまえがきにおいて、日本の裁判は「真実」を発見するところではなくなっ ている、正確にいえば日本の多くの裁判官には「真実」を炙りだす能力も識見もないし、そもそも真実を 導き出そうとする意欲もないのである、と述べている…

『裁判官が日本を滅ぼす』1-1

この本を読むことは、現代の日本社会で生活する者全てにとって非常に意義深いと思われる。私自身、民 事裁判を体験して裁判官の判決というものがいかにいい加減なものであるのかということが身に沁みてわ かったのだが、この本はそのいい加減さの背景にある…

『ストーカー』

“ストーカー”と言っても付きまといのことではない。アルカージー・ストルガツキー&ボリス・ストル ガツキー兄弟によって書かれた旧ソ連の有名なSF小説である。原題は『路傍のピクニック』という。1 979年にアンドレイ・タルコフスキーによって映画化…