龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

コロナワクチンには本当に重症化を防ぐ効果があるのか

コロナ重症者数が過去最多という厚労省の発表であるが、それはそれで良い。良いという意味は、事実であると受け止めることにやぶさかでないということだ。8月14日時点の重症者数は、1,521人となっている。陽性者数や死亡者数と比べて、集中治療室への入室や人工呼吸器での対応が必要とされる患者数は、恣意的な判断やデータ操作で改竄される余地が少ないと思われるので信憑性があると考えられる。しかしである。その重症者数がワクチン接種との関連性ということになると、途端に怪しくなる。怪しいというよりも厚労省のHPのあちこちを探しても、様々な統計やグラフがあるのに、直近の重症者数におけるワクチン接種の内訳が存在しないのである。これはおかしな話しであろう。コロナのワクチンは、罹ったとしても重症化が防げるという理由で国民は国やマスコミに強引に勧められているものである。ということは重症者数における未接種者、1回接種、2回接種の具体的な構成人数は、ワクチンの効果を確認、判断し、将来的に蒙る可能性のある副作用のリスクを両天秤に掛けて国民の一人一人が自己責任、自己判断の決定をする上で最も重要で、欠かすことのできない情報であるはずだからである。どうしてその肝心、要の情報が伏せられていて、コロナに関する枝葉のデータは見ていてうんざりするような量の資料やグラフで埋め尽くされているのであろうか。

厚労省が作成している資料で、「ワクチン接種状況と新規感染者数等の動向について」資料2-4があるのだが、見ていただきたい。

file:///C:/Users/oosak/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/YF9F4825/000809571.pdf

冒頭で述べられている、三段論法のような要約が、厚労省の言いたいことなのであろうが、官僚の押し付け的な論理展開と緻密な統計データは面妖というか、迷宮を徘徊させられて疲労困憊し、自主的な思考を放擲せざるを得ないような内容である。

曰く、冒頭部分を抜粋すると

1、 国内の新規感染者の多くは、65歳未満のワクチン未接種者となっている。

2、 国内の新規感染者数をワクチン接種歴別にみると、7月にワクチン未接種者  (65歳以上)は10万人当たり13.0だが、ワクチン2回接種者(65歳以上)は0.9となっている。未接種者と2回接種者を比較して65歳以上の高齢者の感染が10分の1以下になっている。

3、 東京都の新規感染者に占める65歳以上の割合は4%程度にとどまっており、これまでのところ、重症者や死亡者の増加が抑えられている。

そのあとにたくさんの量のグラフやデータが掲載されているのであるが、全ては陽性者数やワクチン接種率、重症者数、入院者数、死亡者数などの独立した数値の推移を様々な様式で一つのグラフの中に表したものであって、直接的にワクチンの効果を確認できる類のものは一つもないのである。厚労省の官僚は、ここまで手間暇を掛けて一体、どういう意図でこのような資料を作成しているのであろうか。簡単なことではないか。一つのグラフすら必要ないのである。コロナのワクチンは重症化を防げるということが政府が国民に説明するメリットなのだから、重症者数の中のワクチン接種者数の内訳を示せばよいだけのことである。敢えてグラフにするのであれば月別の時系列的な推移を一つ作成すれば済むことである。あるレベル以上(といっても大したものではないが)の知性の持ち主であれば、厚労省が作っているこのような夥しい量の資料やデータは本質的には、国民への印象操作に過ぎないものであることを理解することであろう。国民の一人一人に考えさせないために、見切れないほどのたくさんの資料を作成して、国が国民に期待する理解や答えを植え付けているのである。大衆が特殊詐欺に騙されるのも、政治やマスコミに騙されるのも構図とすれば同様であると私が主張するのはそういうことである。人間は処理しきれないほどの情報を提示されて説得されると、思考を放棄してしまって全面的に受け入れてしまう傾向がある。弁護士や警察などの知的な仕事に従事している人種は、それぞれの職務内においては印象操作されないために、主体的に情報を取捨選択する技術を持っているが、我々一般国民も政治やマスコミの提示する圧倒的な量の情報に対してそういう意識と姿勢で立ち向かう必要性があると言えよう。政治やマスコミ、官僚は所詮は利権の元でしか物事の善悪や可否を考えていないのだから。そういう認識がなければ簡単に誘導、洗脳されるだけのことである。10の情報を提示されれば、その内の9ないしは10の全てを無視して、残りの1か、関連した10以外の情報の1を追求していけば、嘘やごまかしの全体像が見えてくることであろう。今の時代はそれをしなければ自分の身を守れないのである。もう破滅のスイッチは入ってしまっているのである。誘導やミスリードさせるための情報はことごとく無視しなければならない。そうしなければ選択すべき、核心的な1が見えてこないのである。

練習的にもう一つの例を挙げれば、NHKが報じた2回接種済の高齢者致死率が未接種の人の約5分の1という厚労省調査がある。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210812/k10013196751000.html

65歳以上で亡くなった人は

  • ワクチン接種を受けていない人では、感染した5387人中、232人で致死率は4.31%だったのに対し、
  • 1回接種を受けた人では857人中26人で3.03%、
  • 2回の接種を受けた人では112人中1人で0.89%と、致死率は接種を受けていない人のおよそ5分の1でした。この結果から「ワクチン接種によって重症化を予防し、死亡を抑える効果が見てとれる。」

ということだが皆さんはどのように感じられるであろうか。正直に言って私には小学生相手の説明のように思われてならない。冒頭でも言ったように致死率では測れないのである。致死率などはどうでもよいのだ。何が原因で死亡しているのかわからないではないか。65歳以上の高齢者になれば分母の数が大きくなれば死亡者が増えるのは当然である。ワクチン接種を受けていない5387人と2回接種の112人だと、48倍もの開きがある。それを単純に比較して致死率が5分の1の効果があるなどとは呆れて言葉を失うものである。それをまた「重症化を予防し、死亡を抑える効果」などとは詭弁以外の何物でもない。何度も繰り返すが、そんな回りくどいことをせずに、ワクチンの効果は重症化を防ぐことだとされているのだから、重症者数の中のワクチン2回接種の人数を公表すればよいだけのことではないか。分母が大きく異なる比較のできない二つのデータで、致死率が5分の1に減っているからすなわち重症化の予防にもなっているなどという理屈は、小学生でも少し利口な子なら首を傾げるのではなかろうか。苦笑を禁じ得ないとはまさにこのことである。

私は仮にワクチンに重症化を防ぐ効果があるとしても、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は人工的に作られたものであり、その遺伝子コードが埋め込まれたワクチンを人体に注入することなど危険極まりないものであると考えているものである。デマだフェイクだと言われようが、断定はできないもののSARS-CoV-2がコロナとエイズウイルス(HIV)とのハイブリッドで作られた可能性があるとも私は考えているので、もし万が一でもそうであるならば大変なことである。エイズは潜伏期間が長いので5年先、10年先にエイズと同様の免疫不全の症状を発症するのではないかと大きな声では言えないが、内心では本気でそう考えている。政府やマスコミが説明するようにワクチンによって体内に作られた抗原が本当に2~3週間で体外に排出されるかどうかも疑わしい。遺伝子の転写はDNAからRNAへの一方通行でその反対はあり得ないものであるが、エイズはレトロウイルスなので逆転写酵素を持っていてDNAに侵入し書き換える可能性があるものである。人体とは数十万年もの歴史のなかでその繰り返しによって進化してきたのである。今、我々人類はワクチンによって新しい種へ進化していくごく一部の選抜組と、その進化の流れから脱落して絶滅してゆく多数組への分岐のとば口に立たされているような気がしてならない。もちろん私が勝手にそう思っているだけのことなので実際のところはわからないものである。間違っているのかも知れない。しかしそれでも政府やマスコミを注意深く観察していると私はその主張や説明はどうしても信用できないものだ。信用出来ないなら出来ないで黙っていればよいのかも知れないが、私は自分のためだけではなく、将来のある若者や人類全体のために何か言わなければならないというある種の使命感に突き動かされていることもまた否定できないものである。ともかくも私にはワクチンが安心、安全なものとは到底思えないし、実際に既に900人以上の人間が亡くなっていることは事実であるが、それでもなお権威筋の人々がワクチンを接種するメリットの方が大きいと主張する最大の根拠である重症化を防ぐ効果があるということ、陰謀論的な見方を全く抜きにしてその観点からのみ考察したとしても、厚労省やマスコミの説明には隠蔽や誤魔化しが多いと言う以上にほとんどがそうであるように感じられて、やはり信用ならないということなのだ。信用しない私と信用されない権力のどちらが悪いのであろうか。(吉川 玲)