龍のひげ’s blog

子供たちの未来のために日本を変革する

見えてきたドル高

そうか。いやよく分からないけれど、この理由が可能性とすれば高いのではなかろうか。見えてきた。くどいようだが大統領がトランプ氏に決まった直後から、ここまで継続してドル高が進む背景には何かあるはずなのである。ドルは円だけでなく、ユーロに対しても猛烈に上がっている。私が考えるその理由とは、アメリカ民主党政権からの水面下の要請で、関係の深い金融資本がドルを売って、これまで円やユーロを買い持ちしていたのである。リスクオフというキーワードで説明されていたが、実際にはアメリカのドル安政策を多国籍の金融資本が支援していたのである。そしてその買い越された膨大な円やユーロの累積負担は実のところ、協力していた金融資本にとっては重かったのである。よって本当は売りたかったのであるが、アメリカ民主党政権との良好な関係を維持するために我慢して持ち続けている他なかったのだ。そのように考えると、あの大統領選開票時におけるドル円の動きが説明がつくものである。トランプ氏が優勢であることが判明してくるにつれて、いわゆるトランプリスクで一旦は4円近くも円高に振れた。この動きは純粋にトランプリスクを忌避したものであると考えられる。しかしその直後にトランプ氏の勝利が確定してから猛烈な勢いでドルが買われて、今尚、継続している流れはおそらくは別の種類の金によるものである。トランプ氏が勝って、政権が民主党から共和党に移行した瞬間に、民主党の呪縛から解き放たれた各金融機関の買い越しの円やユーロ(言うまでもなく特に円)が、一斉に売られてドルが買い戻されることになったのだ。その量があまりにも巨額であったがゆえに、現在のドル高もまた、これまでの長期間の調整が一挙に表面化していることで、過激な動きとなっているのではないか。またそういう風に考えると、麻生さんの大統領選挙まではドル高にならないように避けられていたという発言の真意も読み取れるものである。正確に言えばヒラリーさんが勝っていれば、民主党政権が継続されるのでドル安が続いていたであろう。なるほど、そうか、そういうことか。絶対とは言えないけれど、恐らくはそういうことなのだ。見えてきた。円高とドル高の違いは、現時点では民主党共和党の違いなのだ。わかって気分的にすっきりした。やはりドルの為替相場は、ある程度は政治の力で陰謀的にコントロールされているのだ。さあ、どうだ(誰に向かって言っているのか自分でもわからないが)。とは言っても今後どう動くかは、全くわかりません。