龍のひげ’s blog

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井岡一翔の王座返上について

ボクシングの井岡一翔の王座返上には笑ってしまったな。対戦の一カ月以上も前に王者が準備不足を理由にして王座を返上することは、かなり異例なことと思われる。別に大晦日の試合を楽しみにしていたわけではないが、これでは戦わずして負けてしまっているようなものだから、リング上で派手にKO負けする以上に情けないことだと言えよう。
またその理由が単純明快過ぎる。本人が認めているわけではないので確定したことは言えないが、結婚してダメになってしまったとは正直過ぎてまるで漫画を見ているようである。確かにボクシングは過酷なスポーツなので、結婚して新婚生活の雰囲気でフニャフニャになってしまうことはわからないではないが、井上尚弥に出来ていることが出来ないのであれば、井岡はボクサーとしても人間としても井上のグレードには及ばないということになるであろう。いずれにしても井岡の父親が言う通り、モチベーションが保てないのであれば引退する以外に道はないであろう。我々ボクシングファンとしてもフニャフニャした試合など見たくはない。続けるのであれば家庭と仕事であるボクシングのオン、オフの切り替え方をしっかりと学んでいく必要性があるようだな。
それから井岡の嫁さんがSNSで批判されて炎上していたようだが、どうなのであろうか。嫁さんを批判するのは筋違いという見方もあるであろうが、いやらしい金の話しをするようであるが、結婚して籍が入っているのであれば井岡のファイトマネーの半分は、いざ財産分与とかという話しになればのことではあるが、嫁さんの権利として認められることになるであろう。旦那が苦しい減量をして、パンチドランカーになるかもしれない危険な殴り合いの仕事で得た金は、法律上は嫁さんと共働して得た収入ということで半分は嫁さんの取り分である。その法律上の考え方もどうかとは思うが、そうであるなら嫁さんもその権利分に見合った責任を負うことは筋道である。権利はとことん主張するが、責任はできるだけ背負いたくないという風潮が、今の時代における家庭問題の最大の要因であるように感じられる。これは別に女性に厳しいとか、甘いといった感情論のレベルの話しではないと私は思うのだが。
まあ井岡がモチベーションを取り戻せるのかどうかはわからないが、今回のことで井岡の夫婦間、あるいは井岡の父親も含めた親族間のバトルが開始されて泥沼化していくような事態になれば、ある意味では嫌味な言い方ではあるが、井岡のボクシングの試合を観戦するよりも面白い展開が見られるのかも知れないな。その事態を避けたいのであれば、井岡がもっとしっかりしなければならないということなのだけど。さあ、どうなるのであろうか。第一ラウンドのゴングが今、打ち鳴らされた。